2012旅 おかんのアンコールワット編 9
今回の旅メンバー
daisuke(rainman VO.私です)
ズキンクン(同級生) 同行
tomo-kun(rainman blues harp/弟) 帰国
しー嬢(スタイリスト) 帰国
おかん(母) 合流
Yさん(母の妹さん) 合流
2月27日。
狙って航空券を手配したわけではないのだが、なんと今日はおかんの誕生日なのだ。
親子海外旅中に、誕生日を迎えるなんて、やはりおかんもってるな!
というわけで、今日は1日、おかん誕生日シフトでプラン立てました。
まずは早朝5時に起きて、朝のアンコールワットです。
アンコールワットは西側を向いているので、太陽を絡めつつ正面からアンコールワットを見る場合、夕日ではなくて朝日なのだ。
去年初めてアンコールワットの裏から登ってくる朝日を見て、けっこう感動してしまったため、今年はおかんに見せてあげようと思った。
本日、誕生日プレゼント第一弾は「アンコールワットに登る朝日」というわけです。
おかんもYさんもズキンクンも、ばっちり目が覚めていて、眠たいのは俺だけの模様。
ウトウトしながら、ビチェットの運転するトゥクトゥクに揺られアンコールワットを目指す。ビチェット、朝早くからご苦労さん!
真っ暗の中、アンコールワットに到着。チェックポストは朝から開いてるので、しっかりとパスを見せないと入れない。
懐中電灯を忘れてしまい、他の観光客が照らす光をに便乗しながら、寺院内に入っていく。
橋は、石が並べて作られているので、かなり凸凹。注意しながらゆっくり進む。
照れくさいが、危ないのでおかんの手を引いてやる。
アンコールワットの前には池があり、そのあたりに着くとすでに観光客が大勢朝日を待ち構えていた。
まだ少し日の出には時間がありそうなので、池のほとりに並んでいる食堂の一つに入りお茶を飲む。
食堂では、ママの手伝いのつもりか椅子をタオルで一生懸命拭いている女の子がいた。
おかんはその子が気になるらしく、話しかけたりしていた。
うっすら明るくなってきたが、空はあいにく曇り模様。去年のように、くっきりした朝日は見れないかもな…と思った。
俺らは椅子に座って日の出を待ったが、おかんは女の子の近くにしゃがんで、なにやら話してる。
そろそろ時間になりそうなので、「正面の方に行くよー」とおかんに言って、店を離れると、女の子は「バイバーイ」と、手を振ってくれた。おかんもしばらく手を振ってた。
いよいよ空が明るくなり始めた。
ズキンクンは少し後ろの方でカメラをセットして、準備万端。真っ暗な空から、少しずつアンコールワットが浮き出てくる姿に見入っている。もう独りの世界に入ってるようだったので、そのまま放っておいた。
たまには独りにしないとね(笑)ズキンクンも、カンボジアはすべてが初めてなのに、俺ら親子の旅に付き合ってくれて、本当にありがたい。よく気が利くし、かゆいところに手が届くような俺のフォロー。
彼が女だったら結婚してるな(笑)ちなみにズキン君は現在彼女募集中です(笑)誰かいませんか?こんな優しい男はいないよまじで。
おかんとYさんも、大勢の観光客に混ざって、朝日が昇るのを見ていた。
そのうち、池に浮いている蓮の花が、朝と共に開きだした。
おかん達は、朝日よりもそちらに興味が湧いたようだ。
観光客達が朝日に向かってカメラを構えているのを尻目に、どんどん池の前の方まで移動して、近くで見ている。
たまたま同じように池を見に来た同年代の日本人観光客がいたようで、蓮が綺麗ですねーなんて話してる。
朝日はどんどん登っていくが、そちらは見向きもしない(笑)どうやらもう朝日は飽きたらしい(笑)
そういえば、おかんは花が好きなんだよな。そうか、おかんにしてみれば、朝日より、朝しか咲かない蓮の花なんだな。なるほど。
俺は去年見た良い状態の朝日を知っているために、今年は「ばっちり朝日見れたねー!!」という感じではなかったが、まぁそれは空模様。晴れる日もあれば曇る日もある。今日は今日で、今日しか見れない空なのだ。
それに、戻ってきたズキンクンが「いやぁ、すげーよかった!!アンコールワットの輪郭が少しずつ見えてくるのがかっこよかった!」って言ってたし、なんだか俺も、今日は今日で、おかんの誕生日の始まりを告げる朝日だし、今日の空も好きになりだしたぞ。
今日も、太陽が昇り、1日が始まったわけだね!よっしゃよっしゃ!
と、なんだか妙にテンション高くなり、帰りもなぜか、おかんの手を引いて、ビチェットのトゥクトゥクまで戻った。
Yさんもおかんも、朝早くから行動したからか、帰りの移動中もけっこうテンション高くて、楽しそうだったのでよかった。
無事にGGHに到着。
一度部屋に荷物を置き、朝飯でも食いに行こうということに。。
ホテルの庭でおかん達が出てくるのを待っていると、なにやら部屋の前で二人が騒いでいる。
どうしたの?と近づくと、二人が準備を済ませオートロック鍵をかけて部屋の外へ出た後、Yさんが持って出たのが部屋の鍵ではなく、部屋のエアコンのリモコンだったらしい(笑)
このままだと部屋には入れない。Yさん、リモコン片手にどうしよう!と騒いでいたのである(笑)
やるなぁYさん。
まぁ部屋のドアはホテルの従業員に言って、すぐ開けてもらったので特に問題なし。
しかし、なかなかYさん面白いエピソードを作るなぁと思ったので、記念に写真撮らせて頂きました(笑)
朝食を、いつものローカル食堂へ。もう3回目になるので、おかん達も慣れきた。
「こういうところで食べたらお腹を壊すのでは?」なんて心配は、微塵もない様子。よしよし。
飯を食べている時、おかんからの提案があった。
明日は最終日で、なにもしないでゆっくりしたいので、今日のうちにお土産を全部買っておきたいとのこと。
もちろん、自由にしていいよ!ということで、飯の後マーケットに行くことにした。
ズキンクンは部屋で休むというので、俺とおかんとYさんでそのまま買い物へ。
マーケットをウロウロしている途中、見たことのないデザインの「NO MONEY NO HONEY」Tシャツを俺は見つけてしまった。「NO MONEY NO HONEY Tシャツ」は去年来た時に気に入って、かなり沢山購入して帰ったのだが(俺、アジアTシャツコレクターなんです)、新しいデザインを見つけ独りテンションがあがってしまい、店のおばちゃんに「他の色ないのか?」と、他の店舗まで探しにいってもらったりしていて、自分の買い物に夢中になってしまっていた。
おかん達はそんな俺に付き合うのも飽きたらしく「向こう見てくるね」と、二人でどこかに行ってしまった。
30分くらいしてやっと自分の買い物が片付き、我に帰るとおかん達が行方不明。
お、どこか遠くまで行ってしまったかな?とマーケット内をウロウロしていたら、遠くで声が聞こえた。なにやらまた騒いでいる。すぐ見つかるなぁこの人たち。。。
どうやら自分達で交渉して買い物しているようだった。
面白かったので少し遠くで様子を見ていたら、かなり頑張って交渉している。Yさんが貴金属店でなにやら買っているのだ。
しばらくして無事に買えたようなので近くに行って見ると、二人はかなり興奮していて「自分で買えたよ!」と喜んでいる。
Yさんが言うには、最初の店側の言い値が150$だったらしい。高すぎる(笑)
それを20$まで落として、手に入れたんだと。
店の人も、日本人のおばちゃん相手だったので、いいカモだと思い最初はかなりふっかけてきたのだろう。しかし、おかん達も、俺の交渉をいつも横で見てたので、「そんな高いわけはない!」と、がんばって安くしたようだ。
俺はそれを聞いて、すごく感動した。
初日はなにをするにも俺の後ろを黙ってついてくるだけだったのに、4日目にして、自分で交渉して好きなものを買っているのだ。
これはすごい進歩!好きなものを、納得した価格で自分で買えるって、日本じゃ当たり前だけど、カンボジアのマーケットでは結構難しいのだ。
英語だってろくに話せないのに、よくがんばった!えらい!
俺は、おかん達を褒めまくった。おかん達も、買い物の楽しさが倍増したようで、次から次へと店を回り、買い物しだした。
意気揚々とマーケットを後にしたおかん達は、そのままマッサージへ。3日連続(笑)
Yさんはフットマッサージ、俺はおかんに付き合い、ショルダー&バックのマッサージ。部位によって値段も違います。いい感じ。
心も体も軽く、GGHへ戻った。
「こんな贅沢させてもらってありがとう。」なんて、誰に言うわけでもなく、おかんがつぶやいた。留守番してる親父に言ったのかな?(笑)
↑ぽっちゃりスタッフアンボッタに日本のお菓子をあげる俺
この後、おかん誕生日プレゼント第二段。
「トンレサップ湖に沈む夕日」をプレゼントしようと思う。
夕方までゆっくり休みましょう。と、各自自由行動。
しかし、この後、とんでもないことが湖でおこるのである。
相変わらず長い日記だなぁ。。。汗。続く。














