私の目を見ようとしない少年・・・  

             

    あなたが思うことを 言葉で表現できますか。

 

 

 

   そう、 話しかけた後、

    

         

  

 

        し~~ん アセアセ ・・・・・

 

      

 

 

      突き進みました。真顔

 

 

   私は あなたに 私の大切なものを 盗まれた 被害者です。

 

   ↑ これ 加害したという罪を確認させるために、繰り返すの肝心。

 

   あなたが 私の家の窓枠を壊し、侵入し、その足跡を見つけた時から

    私は 恐怖とストレスで 普通の日常生活が送れなくなりました。

   にも、かかわらず 今日は あなたのために 裁判に出席しています。

  

   ↑ 少年の親をも含めて、被害者の私が出席している意図を分らせるために伝える。      

   

   あなたが 私から盗んだものは、私や私の家族が働いて得た対価です。

   あなたが 対価という意味が分からないほど、 愚かではないと 信じています。

  

   ↑ 間違いを犯した人間であっても、

             認めて信用してあげている部分をつくること、これ肝心。

 

   その対価は、私の財産であり、あなたの物ではありません。

   あなたが盗んで、私の手元から消えても それは 今でも私の物です。

   私の話が わかりますね?

 

   ↑ 「わかりますね?」と念を押すと 分からなくても 分かってしまう不思議。

 

    こういう話は単的にするのが効果的なのでこれで切り上げる。

 

   最後に、 聞きます。

   あなたが今、考えていることを 言葉で表現できますか?

 

 

 

    少年、下を向いたまま

    顔を上げません。 

    

 

 

 

 

 

 

 

          それでも 

     小さな声を絞り出しました。

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             Sorry,       I'm so sorry.......

 

 

 

 

 

 

 

             小さな声ですが 出席者全員に聞こえたはずです。

 

 

 

 

 

 

 

      私は 立ち上がり、

 

 

 

 

 

           今日、私がここに来た理由は、

               あなたから その言葉を聞くためでした。ありがとう。

 

 

 

 

 

      

       そして、

        国旗に一礼をして  早歩きで部屋を立ち去りました。

 

 

 

      

      あの時は、 

      少年にリベンジをされるのじゃないか とか、

      被害者として唯一出席したことを悔やんだ気持ちは 失せていました。

 

      

 

 

 

 

 

 

                       

 

                     少年は 謝罪した。

 

 

 

      

           

 

                                       

                                            つづきます・・・