今週は悪魔の復活祭!





『ゲッターロボG』第36話「ベンケイ暗殺計画」

息抜きのため近くの高原にバイクで出かけていたベンケイ。
あ~ベンケイってバイクも運転したんですね。
あんまり印象にないなぁ。

東京から母親と2人で引っ越してきて、元気少年のクラスメートになったチコちゃん。
チコちゃんは東京で火事に被災して父親を失い、そのショックで声が出なくなった気の毒な女の子です。

引っ越してきた頃はずっと打ち沈んでいましたが、それでも最近仔犬を飼うようになってから、徐々に明るさを取り戻しつつあるところでした。
それがあろうことか、チコちゃんと仔犬は百鬼帝国のメカ電光鬼とゲッターポセイドンの戦闘に巻き込まれ、哀れ仔犬が死んでしまったのです。
ブライ大帝はこの可哀想なチコちゃんを利用してベンケイを暗殺するよう、電光鬼に指示するのでした。

今回は、ベンケイの動物好きで子ども好きと言う設定から逆算したエピソードなのかと思いきや、仔犬が死んだと知らされたベンケイがチコちゃんに謝る時に見せた反応が普通の人レベル。
動物好き、子ども好きにしては反応がちょっと淡白すぎるんじゃないの?と首をひねらざるを得ませんでした。

番組も終盤にさしかかってきたためか、人物の描写がテキトーになってきた感が否めません(T▽T)。





『サイボーグ009』第24話「世界平和会議を守れ」

近々開催される世界平和会議に、その昔ジョーが不良時代に世話になった田辺博士も参加することになっていました。
会議で田辺博士が発表する研究内容とはなんと、“光子力エネルギー”!

…いくら制作が同じ東映だからって、石森原作じゃない『マジンガーZ』に出てきた架空エネルギー、つまり他の作家である永井豪氏の発明を、安易に他作品に流用するのはいかがなものか(しかも永井豪氏は石森章太郎氏の弟子筋に当たるから、師が弟子をオマージュしたようなもの)。

おまけにCVネタではありますが、かつてはドクター・ヘルとして光子力エネルギーを狙った富田耕生氏、今度はギルモア博士として光子力エネルギーを守る立場になりました。

そいでもって、光子力エネルギーの軍事利用を企み、世界平和会議を妨害しようとするネオ・ブラックゴーストの指揮官の名が“レッドシャドウ”
これまた東映作品ながら石森原作じゃない『仮面の忍者 赤影』の主役名を英語にしただけ。あかんやろ(^^;。
遊びすぎです今回の『009』スタッフ。

レッドシャドウは田辺博士の研究成果を強奪してさっそく光子力ビーム砲戦車を製造、世界平和会議場を砲撃しようとします。

これを阻止しようとした009が、光子力ビームの直撃を喰らってしまい……っていやいやいや、いくら強化されたサイボーグとは言え、人間大の009がそんなの喰らったら、一瞬で跡形もなくなっちゃうんじゃないの!?(T▽T)





『バビル2世』第7話「もうひとりの司令官」

自衛隊の司令官を乗せた旅客機がある山中に墜落し、乗員乗客が全員犠牲になった中、司令官だけが奇跡的に生き残る大事故が発生しました。
…自衛隊が絡んだ飛行機事故と言えば、後年御巣鷹山で実際に起こった日本航空123便墜落事故を連想させられますね。
あの事故で筆者は自衛隊に対し、不信感を抱くようになりました。まぁ全然どうでもいい話ですが。

しかしその司令官は、飛行機事故が起こる前にヨミが入れ替えておいた偽者で、本物はヨミに捕らえられていたのでした。
……それはまぁいいとして(いやまぁよくないけど)、飛行機事故についてもヨミが仕組んだものと思われるのですが、その目的がどうもバビル2世を偽者の司令官のもとにおびき寄せるためだけだったようで、無関係な数百人の乗員乗客を巻き込んだ手口はあまりにも卑劣です。

第7話にして、はやくもロプロスの正体がロボットだったことが判明!

ところが、怪鳥の正体が露見したのだから、普通ならもっとドラマティックに話を運びそうなものなのに、ヨミやその配下の誰ひとりとして、その姿を見ても驚くどころか何の反応も示さないあまりな展開。

見ている視聴者だけが愕然とさせられたのですが、次回にはさらなる驚愕の事態が――。





『ジャイアントロボ』第13話「悪魔の眼ガンモンス」

「雪に覆われたアルプス山脈。
そのふもとに小さな国、アラー共和国がある。
軍隊も武器もない、平和な静かな国なのだ。
このアラー共和国の唯一の産業は、金鉱山から掘り出される金であった。
ところが、この金鉱のトンネルにある日思いもかけぬ大事故が発生した」

上のナレーションに合わせ、アルプス山脈やヨーロッパ風の建物の映像が映し出され、続けて金鉱の内部にカメラが移動します。
てっきり金鉱で働く坑夫も、白人の役者さんが演じるに違いないと思わせておきながら、坑夫全員日本人が演じていて唖然( ; ゜Д゜)。
ヨーロッパの国じゃなかったのかよ!

その金鉱で落盤事故が起こって、地球を一発で溶かすことができる放射能を持つ“ミラクルイオン”の鉱脈が発見され、アラー共和国はBF団に狙われることに。

BF団に拐われることになるアラー共和国のササール王女。
U6=マリーと瓜二つなことから、我らのマリーちゃんが影武者に選ばれます。

そんな訳でマリーとササール王女を桑原友美さんが一人二役。
普段のマリーでは見られないツインテールの髪型とドレス姿が大変キュートなんですが、やはりアルプス山脈の麓に住む人種にはとても見えません。

『ジャイアントロボ』の怪獣の中でも、ひときわ異彩を放つガンモンス。
DVD1巻のジャケットにも選ばれた名怪獣です。
ウルトラシリーズでも何やらそっくりな怪獣が出てましたが、こちらが元祖ですぞ。

今回は他にもBF団の2代目支局長ブラックダイヤに替わり、新支局長レッドコブラが登場する等、いつも以上にギミックが盛り沢山で、たいへん楽しかったです。
説明もなくブラックダイヤが前回でフェードアウトしてたのには、えぇ!?となりましたが(^^;。





『仮面ライダーストロンガー』より2話。
第17話「怪談 悪魔の復活祭」

今回は悪魔の復活祭だけあって、ハゲタカン、メカゴリラ、カマキリ奇械人が復活、そして何故かブラックサタンと関係のないアリカポネも復活します(全員喪服を着ているので頭だけですが)。
とは言え、これらの怪人は棺を運んでいただけで、ストロンガーとは戦いません。

それから冒頭、これこそブラックサタンとはなんの関係もないですが、肝試し大会でお化け役の大人が、ガマ獣人とキバ男爵のマスクを被っていました。
他のお化け役の人が被っていたマスクも割りとしっかりした造形だったので、他の特撮番組の使い回しだと思われるのですが、残念ながら判りませんでした(T▽T)。

茂とユリ子が棺を担ぐ再生怪人を追ってゆくと、ある教会に辿り着きますが、そこまでの道中には路傍にお地蔵さんもあったりするカオスぶり。

そして教会に入った2人が見たものは、ピアノに向かって座り、厳かな表情で復活の儀式に捧げる曲を演奏するおやっさん。
何やっとんねんおっさん!

儀式に必要な仇敵茂の血を浴びて、ついに復活したタイタン。ついでにパワーアップして百目タイタンになりました。
子どもの頃は気持ち悪すぎて、とても正視に耐えなかったですが、今見てもやっぱりキモい。

復活した百目タイタンは、両雄並び立たずでさっそくジェネラルシャドウといがみ合いを始める始末。
ブラックサタンは船頭多くして船 山に登る状態に。





第18話「怪談 底なし沼」

怪談シリーズ第2段、ユリ子の衣裳の露出が多く、日焼けの跡が妙にエロいでござるよの巻。

ブラックサタン大幹部・百目タイタン指揮下の奇械人デンキエイ。
一般奇械人でありながら1回目の戦いではストロンガーにまさかの完全勝利を収めます(しかも電気対決)。
一般奇械人には無敵を誇ったストロンガーにも、いよいよ凋落の兆しが?(^^;
 
それはそうとデンキエイの右腕のムチ、石垣の上でのストロンガーとの初戦の際に、激しいアクションに耐えきれず先っちょの60~70㎝程が千切れ飛んじゃったんですが、この程度では撮り直さないんですねやっぱり。
しかもその後、千切れた箇所を補修することなく、ムチが短くなったまま最終決戦まで撮影し終えてるし。


さて大首領から百目タイタン配下のデンキエイがストロンガーを倒したと聞いたジェネラルシャドウは、おのれライバルに手柄を立てさせてなるものかと、さっそく百目タイタンの足を引っ張ることを画策。
ブラックサタンの内部で覇権争い、早くもヒートアップです。


ライダーシリーズの5作目として、もはやネタも出尽くしてそこはかとなく行き詰まり感が漂っていた『仮面ライダーストロンガー』でしたが、今回第17話でブラックサタンに大幹部が2人揃ったことで、群像劇の様相を呈し始め、俄然面白くなってきました。
デルザー軍団編まで是非このままテンションを上げていって貰いたいものです(ノ´∀`*)。