5月25日(土)15:30 前楽ライブ中継

ミュージカル

『アルカンシェル』～パリに架かる虹～

作・演出／小池修一郎

ラストデイは見られなかったので、前楽のライビュが柚香さんの男役見納めでした。

大劇場楽のライビュ以来のアルカンシェルは、ひとりひとりのキャラクターが際立っていて、お芝居が深まっていて、引き込まれました。

たゆたえども沈まず、と、ヌーヴェル・アルカンシェル、いい曲ですよねぇ。

マルセルのお家の場面の自然すぎるふたりの姿には毎度キュンとさせてもらいました。トントン拍子を噛んじゃって言い直す柚香さんが可愛らしくて、でもちゃんとマルセルとして存在していたのがさすが。

仕事相手には恋しないって決めてたのになぁ〜の柚香さんにはときめくし、キスも上手すぎるし、やっぱり柚香さんのお芝居が好きだなぁと思いました。

そして…お芝居ももちろん良いけれど、ショーの場面になった瞬間に華やかさとオーラが溢れ出す感じがまた素敵でした。

サヨナラショーはどの柚香さんも格好良くて、黒燕尾の襟に落ちた汗すらキラッと輝くスワロフスキーのように美しかった。

Cheek to Cheekの無重力かと思うほど軽やかなダンスが本当に素敵で。リフト前の「おいで」と頷く柚香さん（フィナーレのデュエダンの時だったかも…）リフトからそっと下ろす、星風さんを宝物のように扱う柚香さんの手や眼差しが印象的でした。

グッとくる瞬間もありつつも、華やかに朗らかにわちゃわちゃと幕が下りていくラストが楽しかった。

男役の柚香さんがもう見られないのは寂しいけれど、この先もお芝居やダンスが観られることを願って…楽しみに待ちたいと思います。

【主な配役】

マルセル・ドーラン：柚香光

カトリーヌ・ルノー：星風まどか

フリードリッヒ・アドラー：永久輝せあ

ペペ：一樹千尋

コンラート・バルツァー：輝月ゆうま

マダム・フランソワーズ・ニコル：美風舞良

コーエン：紫門ゆりや

ジェラール：舞月なぎさ

オットー・フォン・シュレンドルフ：羽立光来

マックス：紅羽真希

ジョルジュ：綺城ひか理

エミール：峰果とわ

ロベール：帆純まひろ

アンヌ：凛乃しづか

カール：高峰潤

マリー：糸月雪羽

イヴ・ゴーシェ：聖乃あすか

グスタフ：泉まいら

ポール：一之瀬航季

ルイ：和礼彩

シモーヌ：咲乃深音

フィリップ：愛乃一真

クロード：龍季澪

エドモン：翼杏寿

レオ：涼香希南

ピエール：侑輝大弥

オーギュスト：太凰旬

イレーヌ／エマ：鈴美梛なつ紀

パメラ：三空凜花

セザール：南音あきら

ジャンヌ：朝葉ことの

ジル：涼葉まれ

ダニエル：希波らいと

ミレーユ：詩希すみれ

ブルーノ：海叶あさひ

クラウス：天城れいん

花売り娘：愛蘭みこ

シルヴィー：美羽愛

アネット：星空美咲

少年イヴ：湖春ひめ花

花組前楽ライブ中継