『Eternal Voice 消え残る想い』

お芝居は噛めば噛むほど味が出るというか、観るたびに物語への理解が深まってより楽しくて見られるし、キャラクターひとりひとりの個性が際立っていくのも見ていて面白い。

ネックレスがオークションに出されたことを知らされたユリウスさんのダメだっ！の声がめっちゃ大きくて笑いが起こってました。

月城さんを筆頭に月組ってみんな声が大きいよね。でも台詞がはっきりくっきり聞こえるのからストレスなく観られていい。

物語に馴染んできてメインのお芝居以外にも目を向ける余裕が出てきたから、心臓を掘り起こしている人たちやホテルの人たちのお芝居が気になったり、アデーラさんの可愛くて素敵な衣装に注目してみたり、2階席から見えるセット裏でスタンバイする姿に気づいて嬉しくなったり、

じっくり見たいところが増えてきて大変です。笑

Grande TAKARAZUKA 110！

プロローグから舞台いっぱいに月組のみなさんがひしめき合って歌い踊っているのがなんだか嬉しくなる。エタボを観た後だから余計にそう感じるのかも。

娘役さんが銀橋にズラッと並ぶのがあまり見たことない光景で、格好良くて美しくて良い。

もちろん黒燕尾男役さんが居並ぶのが最高なのは言わずもがな。

荒城の月の月城さんが、最後階段を登っていって振り返る瞬間が本当に美しくて、いろんなことが浄化される気持ちになります。

2階席から見る客席降りはどうしても置いてけぼり感があるけど、彩みちるちゃんが2階席に向かって手を降ってくれたりエアハイタッチをしてくれたりして一緒に楽しめて嬉しかった。

そして終盤は何度見ても涙腺が緩んでしまいます。黒燕尾あたりからはうるうるしっぱなし。少しだけサヨナラ、サヨナラよりありがとう、歌詞が涙を誘うよね…。

月城さんが海乃さんや鳳月さんたちに向ける笑顔がとにかく優しかったのがとても印象的で、あたたかい空気に包まれた月組の舞台が好きだなぁとまた思ったひとときでした。

【主な配役】

ユリウス：月城かなと

アデーラ：海乃美月

ヴィクター：鳳月杏

ゼイン：高翔みず希

ジェームズ：凛城きら　→　佳城葵

ヴィクトリア女王：梨花ますみ

オーロラ：白雪さち花

キーラン：春海ゆう

ザンダー：夢奈瑠音

セバスチャン：佳城葵　→　大楠てら

アンナ・クリフトン：麗泉里

サミュエル：英かおと

エゼキエル：彩みちる

ウィリアム：朝陽つばさ

ダシエル：風間柚乃

エミリー：桃歌雪

フレデリック：空城ゆう

イリス：妃純凛

エイデン：天紫珠李

トマス：彩音星凪

カイ：礼華はる

マクシマス：彩海せら

クララ：天愛るりあ

シエナ：菜々野あり

ヘクター：柊木絢斗

ヘンリー：一星慧

ハミッシュ：大楠てら　→　爽悠季

メアリ・スチュアート：白河りり

アリスター：瑠皇りあ

アマラ：羽音みか

マレイ：彩路ゆりか

キルスティン：まのあ澪

ハリエット：きよら羽龍

競売人：真弘蓮

フィンレイ：七城雅

エレノア：花妃舞音

アーチャー：一輝翔琉

月組 エタボ&グラタカ ｅ+貸切公演

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