まだ自閉症スペクトラムなんて言葉が普及していなかった頃、高機能自閉症とアスペルガー症候群の違いについて主治医が言っていた言葉。

 

”自閉症がだとすると、アスペルガーはピンクみたいなもの”

 

自閉傾向がより強いのは高機能自閉症、という事なのだな、と理解した覚えがあります。

 

周りのアスペママ達の中には、我が子が高機能自閉症では無くて、アスペルガーである事にマウントをとる人もいました。

すっごい無意味な事ですけどね。

 

時が経ち、うちの子を含む療育時代の同級生や支援級時代の同級生は高校生に。
先輩ママのお子さんの中には成人になった子(成人なのに”子”という言い方も変ですね💦)も。

 

その子達がどういう成長を遂げたのかと言うと、特性としての拘りが強めだった高機能自閉症の子達の方が、しっかり育ってるんです。
私の周りだけかもしれないけれど。

 

”拘りの強さ”という特性を逆手に取った子育てをする事によって、キッチリした真面目な子に仕上がる、っぽいです。

例えば、片付けとか、身だしなみとか、時間の使い方とか。

 

まぁ、AD/HDがあると厳しい部分もあるのかもしれませんが。

 

 

ただ、1つ思うのは、当時の高機能自閉症とアスペルガー症候群の診断について、3歳やそこらで下ったものがずっとついてまわるというのには疑問です。
言語やコミュニケーション力に関して、年齢と共に差異が無くなっていくパターンもあるからです。

だからこその自閉症スペクトラムなのかな、とも思ったり。

 

そもそも小学校高学年位になると、人の診断名なんて気にならなくなるんですけどね。

 

子どもが小さい時程、そういう事には敏感だったかな。

 


年長のある時の療育。
S君という男の子がいました。
別のママがS君ママに「S君ってアスペ?自閉症?」と訊くと、「高機能ね!!」と、強めに答えていたのを覚えてる。

この療育は高機能向けのものなので、そんな事言われなくても分かってるのにね。

 

そして、社会に適合していく為には知的障害が有るか無いかは関係無いとされているそうです。

大切なのは自己肯定感!です。