日本VS中国。日中危機的事態。高市早苗が踏んだ地雷とは?ジャーナリスト今井一さん・元博報堂作家本間龍さんと一月万冊 


https://youtu.be/Ce4wbaUo72Q?si=MCFgu-mAnCub77ZY 


13:30 本間・N党という会派は消滅っていうことですよね。


今井・会派は消滅やし。国会議員一人もいないんだから会派組めないよねw


本間・会派ないのか?そもそもないんだ


今井・だから昔の、NHK党が一人もいない状態に戻るということです


本間・一番最初、立花が立ち上げたわけじゃないですか。彼もあれくらいでずっとNHK叩いてるだけだったらよかったのになあ…良いか悪いかって変だけど、今より遥かに良かった。なんか軌道が段々ズレていっちゃったんだよね、彼ね


今井・哀れやね、ほんと


本間・自分でも多分分かってない部分もあると思うんだけど、より過激に。とにかく自分が一言犬笛吹くと、面白いように集まってくる奴らがいるんで。やめられなくなっちゃったんだろうね


18:05今井・「曖昧というのは今井さん、悪いことじゃないんですよ」っていう人いるけど、それはわかるよ、僕も。曖昧の美学みたいの分かります。でも世の中にはね、曖昧にして良いことと悪いことがあるんです。とりわけ、戦争に関わること、武力行使に関わることは、僕は曖昧にしてはいけないという考え方です。だから、憲法9条の解釈改憲も絶対許さないというのが、僕の姿勢で、「解釈改憲=大人の知恵という欺瞞」【実物あり】という本を書いたんですよね。この時に、いま岡田さんのことを批判してる人は、分断という言葉を使うんですよ。


本間・「分断を促してる」ってね。全然関係ないですよね


今井・このね、分断っていう言葉を使いさえすれば、全ての議論に終止符を打てるwそれこそ、質問しすぎ、議論するな、訴状にあげるなっていうね。この本書いたの14年前なんですけど、この中に大江健三郎さんとか、9人、10人の方が、9条の会のリーダーとしてね、立ち上げました。20年くらい前かな。それから、十数年前に憲法9条にノーベル平和賞の会も誕生したんです。その二つのグループに僕は公開質問状を出して、返事が来たら、この本に載せようと思ってたんですね。結論言うたら、返事は来なかったんですよ。返事は来なかったけど、非公式に僕に直接言ってきたり、あるいは、非公式に東京新聞の佐藤彗さんを通じて言ってきたりw僕が言いたかったことは、「憲法9条にノーベル平和賞を与えろ」と言ってる、あなたたちは、憲法9条は世界でも稀有。宝物やと。ということは、憲法9条と言うのは、侵略はもちろんのこと、自衛であっても戦争はしない、軍隊も持ってはいけない、どんなことあっても戦争はしないんだ、軍隊は持たないんだ、そういう憲法9条にノーベル平和賞をと言ってるのか。違いますよ、自衛のための軍隊は持って良いですよ。自衛のための戦争はしてもいいですよ。憲法9条、それはOKです。そういうものとしてノーベル平和賞くれと言ってるのか、について回答お願いしますと。9条の会にも同じこと聞いたんです。あなたたちの意識はどちらなんだと。両方とも回答来なかったんですよ。ほんで、9条の会のメンバーでもある、落合恵子さん、ラジオのパーソナリティ、いま評論家、あるところで一緒になって、数人で会議することになったんですよ。そしたら落合さんが「あんな公開質問状やめてくんない?」って言ってきて。「私たちを分断させないで!」「私たちの中にはね、9条は自衛もダメ!軍隊もダメ!って人もいれば、自衛だったらいいじゃん、自衛戦争だったらしょうがないじゃんって人もいるんだから。私たちは9条の条文を保持するために活動してるんだから、分断するのはやめて!」って言われた。ノーベル平和賞の方でも同じこと言われた。「いろんな考えいるんだから、分断するのやめてくれ」でもね、自衛でもダメ、軍隊持ってもダメというのにノーベル平和賞わかるけど、自衛OK、軍隊保持もOK言うんやったら、それ世界で稀有な憲法じゃないやん!普通の憲法やん!どこの国だってさ、侵略したらいけないって書いてるよ、憲法に。侵略してもいい憲法ないよ!


本間・それはないですねえ


今井・ないよ!自衛のためだったら戦うって。普通やん、それやったら。それをね、「分断させるな」の一言で封じ込めて、未だに回答も寄越してこない。それで、国会議員の9割は憲法9条は自衛でもOKだという考え方。立憲の議員もそうですよ。憲法改正反対!だけども、憲法9条は自衛だったら戦争OKだし、自衛のための軍隊の保持もOKだという解釈ですよね。これは共産党以外、大体そういう考え方ですよ。でも一方で、法学者の世界は、伊藤眞(まこと)さんにしたって、駒村圭吾(こまむら けいご)さんにしたって、有名な法学者はずらりとですね、「それはダメなの。憲法9条は自衛でも戦争はできないことになってる。自衛でも軍隊保持することは出来ないことになってる」っていうのが、法学界の多数派なんですね。だから法学界の多数派の考えと国会議員の多数派がねじれちゃってるわけ。でね、僕が言いたいのは、ちゃんと議論をしようよ!って言いたい。日本人は曖昧の美学って言ったって、これ曖昧にしたらアカンでしょ!wだからちゃんと議論をしようと。自衛だったら戦争しても良いじゃないかと、日本の主権者が言うなら、憲法改正するしかないじゃんかっていうのが、僕の考え方。そうじゃなくて、自衛でもやめましょう!どんなことあっても、戦争をしちゃいけない!吉永小百合さんみたいに言うんやったら、実は私もそうなんだけど、だったら、憲法はこのままでいい。プラス、はっきりもう一文変えた方がいい。「自衛でも認めない」と。いま自衛なら認めるって人、結構いるからね。解釈の改変を許さないために、はっきり書いた方がいいと思う