金曜の夜の風呂は、
やはり最高に癒される。
仕事から解放され、土日を待つのみという
最高のひと時である。
そんな中、妻の悲鳴が上がった!
そしてガタガタと慌ただしい音が聞こえたのち
風呂のドアを開け、湯船でくつろいでいる自分に声をかけてきた。
「ゲジゲジに皿をかぶせた」と。
一見意味不明だが、内容はこうだ。
妻は虫が苦手である
そんな妻の前にゲジゲジが現れた。
虫が苦手な妻はゲジゲジを倒せない。
しかし子供のために勇気を奮ってなんとか対処しようと思った。
その結果床にいるゲジゲジに対し
小ぶりで深めの、カップの様な皿をかぶせることで
ゲジゲジの幽閉に成功したとのことだ。
どうやら処刑は私の担当らしい。
かく言う私も、虫が苦手である。
「なんだ、たかがゲジゲジか」
と言いながら震える足で現場まで向かった。
現場はキッチンだ。
武器は現地調達すべし。
キッチンペーパーだ!!
手の太さが太ももと同じぐらいになる程のキッチンペーパーを巻き取り
いざ決戦へ。
恐る恐るカップを開くと、、、
そこにいたのはゲジゲジではない!!
ゴディバだ!!
おそらくこの意味不明な展開は
記事を読んでいる側からは想像できないと思うが
これはサプライズプレゼントなどではない。
クリスマスに靴下の中にプレゼントが入っていた!
という類のものではない。
カップをどけたら、チョコのカスが落ちていた。
妻は、私がホワイトデーにプレゼントした
ゴディバを食べ、その食べカスが落ち
それをゲジゲジを間違え
しばし幽閉し
当の旦那に処刑をさせようとしたのだ。
なんたるえん罪。
わたしにも、ゴディバにも両者にしっけいではないか!
ゲジゲジとゴディバを間違えるとは、
この人変質者です!とサンタクロースを警察に突き出す様なものである。
しかもそのゴディバのかけらは小さいのなんの
また長細くもない。
もはやこんなチンケなかけらと間違えられたゲジゲジに対してもしっけいである。
この後衝撃的な事実を知った。
妻はゲジゲジをこれまで見たことがなかったらしい。
妻のたくましい想像力によって、ゴディバはゲジゲジと化したのであった。
世にも奇妙な物語である。
ホワイトデーだけに、顔面蒼白になった。
いや、私は元から顔面蒼白だった。