浅内駅の構内や周辺の様子です。

 
<2023.9>

●木造駅舎に劣らず後ろに見える二階建ての建物もなかなか。

 

●日本通運の建物です。当然今は事務所としては使われていませんが、こんな所(失礼!)にも事務所があったなんて、鉄道貨物全盛時代があったことを偲ばせる歴史の証人ですね。

 

 

●なぜか残っていた表示灯。横取中であることを保守作業員に知らせるものらしいです。

 

●横取装置の制御ユニットも錆びだらけになって残っていました。

 

●横取装置とは保守用車の側線と本線との移動のやり取りに使用されるもので、分岐器の簡略版みたいなものらしいです。そして、保守用車の横取基地からの入出時に本線列車を停止・防護させるのがこの「横取装置用列車防護装置」です。ってこの三工社のHPに書いてありました。鉄道装置は興味が無いせいか知らないことが多い。

 

●給水塔に向かう線路が保守用車の停車位置で、そこから本線に出入りするときに本線に横取装置を被せて、この防護装置が使われていたということかな?。まぁ、保守用車だからできることかもしれませんが、レールに装置を被せて分岐するとは。線路の切替は転轍機でレールを動かすものばかりと思っていました。確かに線路は分岐しているが周りに転轍機などは見当たりません。

 

●給水塔や列車防護装置の他に、40年くらい前に無人化されてから放置されているであろう百葉箱も悲しげに佇んでいました。

 

<2007>

●給水塔横を通り過ぎるキハ52形の横に表示灯が写っていました。

 

●岩泉に向けて遠ざかっていくキハ52形と給水塔。そして百葉箱。すべての単語が懐かしい響きです。

 

●駅舎の出口から見た百葉箱とまだ錆びていない制御ユニットと駅名標。

 

その4に続きます。