宗谷北線と言いつつ、旭川までの車窓です。
 
撮影日:2023.6
 
●右手に歌内駅のホーム跡が見え、その先に移設された駅名標が残っていました。廃駅後は跡形も無くなる駅がほとんどですが、宗谷北線はこのように残っている駅があってうれしいですね。
 
●佐久駅をでると、再び天塩川を右手に見ることができます。天塩川は宗谷本線の西側を流れています。稚内まで行くなら利尻富士も見えるし西側の窓側の席がおすすめの席となります。
 
 
●しばらくして開けてくると右手に筬島駅が見えてきます。化粧直しされた車掌車です。この駅が一番列車で行きづらい駅だなぁと思っていたら、数年前から音威子府駅からバスが来るようになっていてめちゃくちゃ行きやすい駅になっていた。ということは…。
 
●再び音威子府までしばらく天塩川を右手に見て列車は進みます。
 
●このあたりも人口希薄地帯で、前日普通列車に乗った時はこの辺りでエゾシカと衝突して列車が点検のため停車しました。ちょうど真正面にエゾシカが見え、心配そうにこちらを見つめていました。
 
●これは分かりやすい。完全に家族ですね。
 
●音威子府に着くとDE10が。原色の国鉄型ディーゼル機関車に出会うとうれしさ100倍です。
 
●豊清水信号場を通過。豊清水駅が廃止になる少し前に降りましたが、民家は見当たりませんでした。
 
●もはや宗谷北線ではありませんが、名寄駅を出て左手に見えるキマロキ編成。ラッセル車でできた雪壁を崩して遠くに飛ばす役割があるらしい。名前はよく聞くがいまいちどんなものか分かっていなかった。
 
●常に右手を流れていた天塩川を士別の手前で初めて渡ります。あの雄大な河川の面影はなく普通の川となっていました。それにしても、天塩川の源流って石北本線の上川の北東にある天塩岳付近が源流なんですね。天塩というと宗谷北線や羽幌線が思い浮かぶので何か不思議な感じです。

 

 

●終点旭川に近づくと左手に旭川運転所が見えますが、ラッセル車の頭がずらりと並ぶ光景もなかなかですね。

 

 宗谷本線、特に宗谷北線は列車に乗って車窓を眺めるだけでも満足できそうな気がします。できれば普通列車でのんびりと行きたいところですが、普通列車で往復となると本数が少なく旭川を6時に出てもその日のうちに帰ってこられません。路線が無くなることはないと思いますが、廃駅は進んでいくのでしょうね。おわり。