父が亡くなってから 私はほぼ毎日 

実家に母の顔を見に行っています。

父が亡くなったばかりの頃は

元気そうに振る舞うものの

どこか空元気のようで見ていて辛かったけど

今は父の分も長生きすると言ってます。


父が亡くなって しばらくは

いろんな手続きもあってバタバタしてた。


その中の一つ

母が自分のと一緒に 父の確定申告もした。

亡くなった人のは ちょっと違うらしくて

と言っても 

ほんのちょっと違うだけなんだけど

やり直しになって 再度足を運んだ。



あと…相続の話もあった。


相続…って

両親が住んでる ちょっと大きめの家と

私が子供の頃から20歳位まで住んでた所が

月極の駐車場になってるのが父所有の不動産。


長い病院生活中 ずっと個室だったので

かなりお金は使ったので貯金はあまりない。

結局のところ 資産家ではないので

今 相続税に悩むような事はない…のだけど


結局 私も欲深くて 勝手なんだよね。


前から 誰に何処を相続させるか

私は両親の考えは聞いていました。


妹の家は遠いし 広い土地と大きな家があり

自宅を相続しても使いようがないから

妹に駐車場を相続させよう。

一方 私は実家と家は近いし

息子も二女も地元で就職してる。

私夫婦でも子供夫婦でも住めば良いよと

実家は私にって 言ってました。

妹も昔から私に いつか相続とかになったら

駐車場がほしいと言ってたし

きっと それが一番なんだよね。


でも いざ 母に

『半分だけでも名義かえようと思う』

と言われると…


長女と二女は 夫の不倫を知って以降

結婚はしないと言ってるし

息子も最近 彼女と別れたようで


大きな家…もてあましちゃうかも。


そう思ったら 

使わなくても 実家の場所は悪くないから

広い分 固定資産税も安くない

父自慢の立派な庭は 手入れするのに

毎年10万以上かかってる。

家も古いから 相続する頃には

メンテナンスも必要かも…


一方…駐車場は

駅近くで便利な場所で需要があるし

固定資産税は高いけど

入ってくるお金で賄え 利益も出る。


よく考えたら駐車場のほうが得じゃないの!

妹は収入も多いし貯金も多い

その分過酷に働いてるんだけど

私は収入も貯金もないのに実家もらっても

出てくばっかりだ…なんて思っちゃった。


こんな事を書いたの父が見たら

悲しむなぁ…


今は もう思ってないですよ。

もし 夫と一緒にいたくないと思った時は

『😌いざとなったら堂々と帰る家がある!

なんて素敵なことかしら…』なんちゃって😁

本当に どこまでも私は勝手です。



さて母が相続相続言うので 

いろいろ聞いたり 調べたりしてたら

二次相続問題を知りました。



母の姉兄は皆 80半ばでも 90過ぎても皆

超がつくほど元気だから母も長生きのはず…

国は税金欲しくて相続税の仕組みは悪くなり

今より更に相続の控除額が減るかもしれない…

もしかしたら

『父さんの時に少しでももらってたら 

 今 税金払わなくてよかったのに』…って

なる可能性もあるよね。

だったら少しだけ名義変更もありなのかなぁ

と 母と妹と話したりもしました。



ある時 いつも通り仕事帰りに実家に行き

母と珈琲を飲みながら無駄話をしてた時

私が何気なく

『いくら後期高齢者医療制度があっても

 諸経費は関係ないし ずっと個室で

 個室代だけで毎月高額になるし

 援助したくても 余裕ないし心配した。

 お父さんの株のお金の話聞いた時

 株してたなんて知らなくて 驚いたわ』

と言うと

『勉強熱心な人だから うまく運用して

 少し贅沢して ちょっと貯金もできたけど

 お友達が続けて倒れた時があって

 急に倒れたりしたら(母)には

 わからないだろうからって辞めたんだよね。

 本当に そのお金で助かったわ』

と 父のノートを出して見せてくれた。

『私にはわからないんだけど

 株やめても 毎日新聞見て書いてて

 入院する日まで書いてたんだよ』

確かに 日付は手術入院の日まであり

父の筆圧の高い癖のある数字が

ノートに ビッシリ書かれていた。


『へ〜ぇ 全くわからないわ😅』


母と笑いながら話して

パラパラとノートをめくっていると


『ねぇ 母さん 

 死んだ後しなくてはいけないこと

 書いてあるよ順番まで🤭。

 死んだ後の確定申告の仕方も書いてある…

 ねぇ これ見て申告したらやり直しして

 もう一回行かなくてよかったんじゃない?』

『いつこんなの書いてたのかなぁ?』


ずっと開くことのなかった父の株のノートには

他にも相続税や控除額の事やら 

いろんな事が書かれていました。