自業自得 身から出た錆び

今更 反省しても 過ぎてしまったことを

嘆いたり ボヤいたりしても過去は変わらない

それでも クヨクヨ グチグチ

呆れてしまわれるかと思いますが

もう少しだけ お付き合いください。



今は 夫は我が家には贅沢するお金はないと

わかっているから特別贅沢ではないですが

夫は自分は贅沢に育ったと自覚しています。

自覚しているだけ偉いですよ。


だけど一見贅沢はしていないように見えて

安いものなら 衝動買いもするし

高くないものならたくさん買っても大丈夫と  

勘違いしてる思うほどに遣います。

塵も積もれば山となる…


だから 本人は自覚していないと思いますが

お金は遣う方だと思います。


でも私は 夫がお金を遣うことにグチグチとは

言ってないつもりです。

夫が「言われてる」と感じてたら申し訳ない



私は 私の両親のような夫婦になりたいと

ずっと思っていました。

私の実家は 自営とはいえ 小さい飲食店。

もう辞めてるけど

夫の実家とは比にならないほど 

全然お金はないのだけど

義父と同じように 私の父は

いつも 高くても良いものを買います。

「うちは金持ちじゃないよ!わかってる?」

と言いたくなるような遣い方もします。

私は長女なので「私が言わなきゃ」って

使命感もあり

可愛い長女に言われるのが1番効果的と

子供の頃から 母の分・祖母の分と好き放題 

父に文句を言ってました。けど母は

「お父さんが働いてきてくれるおかげで

 皆生活できるのだから」と何も言いません。

母だって働いてるし 私には母のほうが

忙しく見えたりしたのに…


まあ黙って父の好きにさせてくれている母に

父は感謝しているし 

母を世界で1番大切にしています。

あたりまえだけど


私は きっと欲深いのかな そんな母を見て

『私も母のように夫に大事にされたい』って

母みたいにすれば 大切に思われる気がして

それが いい夫婦になれる秘訣のように思えて

何も言わなかったのかもしれません。


前に1度 母に

「(夫)さんは お坊っちゃま育ちだから」

と お金の使い方を愚痴ったら

「それは関係ないよ。お父さんも お金は

 あまり気にしないで使う人だけど

 ばあちゃんが甘やかしたからじゃないよ。

 全部私のせい。私が甘やかしたからだよ。

 (夫)君も 親と過ごした時間より

 結婚してからの時間が長くなってるから 

 もうそれは育ちじゃない(私)のせい

 お父さんはもう あのままだろうけど

 (夫)君は まだ変えられるんじゃない」

って言われた。



昔 母の店は 母の実家の近くにあって

私が手伝っている時に 呑んでた近所の人が

母方の祖父母は私が赤ちゃんの時に亡くなって

私は記憶にないと言ったら

祖父はお金があっても つつましく

情が深くて 身近な人が困っていたら

できる限りの事をしてくれた人だと

感謝していると話してくれる人もいた。

祖父はいい人で 祖母も優しい人だったと。


きっと祖父母はとてもいい夫婦で

母は何の疑問もなく 両親を見習って

当たり前のように父を立てていたのだと思う。

そして ある時 ふっと 「あれぇ〜?」と

「何で お父さんは 贅沢なお金の使い方を

 するんだろう。うちの父ちゃんと違うなぁ」

って思ったんじゃない?


うちの父は裕福には育ってないから

本来贅沢なんてしたことない人だもの。

祖母も つましい人だったし。

これって 私のせいかも…って思ったのかも。

まさに 後悔先に立たず…だね


私は母がそんな事思ってたなんて

全然知らなかったけど。


同じことをしても相手次第

祖父と父も違うし 父と夫も違う

私なんか 大事にされるどころか

当たり前みたいな顔で不倫されたしね


後悔先に立たず…って

そんな事を考えていったら思い当たった

母が私に何度も言ってた

『上がった口は落ちないから 上げちゃダメ』

って。

それは子供達に惜しみなく使ってる私を見て

危なっかしく感じた…だけじゃないのかも。

もしかしたら 母も 私や妹を見ていて

自分も実は贅沢させてもらってたと気づいて

それに気が付かず

子供を贅沢に育ててしまったと後悔した時が

あったのかもしれない。


だって老後のお金がないって 嘆きつづける中で

やっと ここ最近やっと気がついたのです。



昔 子供達が小さい時 夫は

『オレは大学も出してもらったから 子供も

 大学まで出してやりたい』と言った。

私は言った

『自分がしてもらったから 必ず大学まで

 なんておかしい。お金なくても勉強好きで

 進学したいなら奨学金もらうとかもある。 

 勉強嫌いなら無理に進学する必要ないよ』と


『自分が出してもらったから子供達もなんて

 お金のある人の考えだ』と思ってたけど

夫が自分のしてもらった事くらいは

してあげたいと感じるのは普通のこと。

勝手なこと言ってた事に気が付いてなかった。


私の家は お金持ちじゃないし

贅沢には育ってないけど 私の両親は 

私のしたい事を全力で応援してくれた。

だから私も子供達のやりたい事は全力で

応援したいと思ってた。

それだって 自分がしてもらったから

してあげたい…って気持ちにかわりないのに。


そんな事にも気づかず 

やりたいと言う事はさせ、

やりたくなくなっても 中途半端は嫌いな

父の教え通り続けさせたりした。

間違ってても私の考えは正しいと押し通してた

子供達のしたい事を応援する為に使うお金を

贅沢なんて 全く思ってなかった。

だって 自分がしてもらったことを全て

当たり前の事のように?思ってたから。


子供達のしたいと思うことをさせてあげる

実はそれって 贅沢なことですよね。

こうやって 後悔を書き綴ろうとする中で

今更のように 気がついたんですよ。

夫のこと『お坊っちゃま育ちだから』とか

思っちゃってたけど

自分は贅沢に育ったって自覚してるだけ偉い!

私は『子供の為』なんて大義名分振りかざして

実は自分が贅沢に育てられた事にも気づかず

子供達に当たり前のように

無駄にお金をかけ続けてきたのだから

今 こんな風に『老後のお金がありません❗』

なんて嘆かなきゃいけなくなったのは

私のせいだと自覚しないわけにはいかないですよね。