産経新聞より抜粋。
『財務相に藤井氏固まる 長妻氏は年金担当相が有力 鳩山内閣人事
民主党内閣の閣僚人事の骨格が5日固まった。首相就任予定の鳩山由紀夫代表は同日午後、新幹事長に決まった小沢一郎代表代行と会談し、新設する国家戦略局の担当相に管直人代表代行、外相に岡田克也幹事長をそれぞれ充てる方針を伝えた。菅氏は副総理と党政調会長を兼務する。このほか、会談では、輿石(こしいし)東(あずま)参院議員会長の留任が内定。7日の党幹部会で確認する。また、鳩山氏は財務相に藤井裕久最高顧問を起用する意向を決めたほか、これまでの調整で、長妻昭政調会長代理の年金担当相就任が有力となった。
藤井氏の財務相起用は、民主党が「子ども手当」などの財源確保のため、今秋の臨時国会に21年度補正予算を一部減額する第2次補正予算案を提出する方針だからだ。審議で行き詰まれば政権運営がつまずく可能性があるため、旧大蔵省出身で蔵相経験者の藤井氏が適任と判断したとみられる。
長妻氏に関しては、鳩山氏は、「ミスター年金」として民主党による年金記録問題追及の先頭に立った手腕を高く評価している。』
政治とカネに疑惑をかかえる鳩山、小沢両氏が日本を仕切ってよいのかという根本的な疑問は拭い得ないが、ともあれ新内閣の人事は着々と進められているようだ。
藤井氏が財務相を歴任したのは、もう15年も昔の話。ちなみに、大蔵官僚だったのは30年も昔だ。経験者といっても今とは時代が違う。新しい政治を標榜する割には随分とご高齢の人物を主要閣僚に据えるのですね。
長妻氏は政府の年金対策をさんざん批判してきた人物。あれだけ批判してきたからには相当の自信がおありなのでしょう。お手並み拝見といきたいところだ。