産経新聞より。


 元WBA世界ミドル級チャンピオン・竹原慎二さんがWEBマガジン「月刊チャージャー」で連載する「竹原慎二

のボコボコ相談室」に掲載された記事が反響を呼んでいる。


 ニート歴10年の26歳の相談者を否定するかと思われたが、竹原さんは「お前の親に、養う能力がある限り、ニ

ート続けときゃええ。(中略)おまえが引きこもってくれるおかげで、誰かが職にありつける」。

 ネット掲示板などで好意的なコメントが多く寄せられた。竹原さんは「親が死んだ時には自分がどうすべきか分

かるじゃろう」とくぎを刺している。


○記事

http://sankei.jp.msn.com/life/education/090910/edc0909100750003-n1.htm




 確かにおっしゃることは一理あるが、そういう人間が、将来、「生活保護」で生計を立てるのは納得できないですね。





「待機児童、3割増の2万5000人超 景気悪化で共働き増 」


という新聞の見出しを見て、何だかなぁと思います。


子ども手当で5兆円を使うなら、保育所が何箇所作れるだろうか。


思うに、国の役割は、制度や施設、態勢等、国の枠組みを作ることであると思います。


つまり、個人ではできないことをみんなのお金を集めて国が実現するのではないかと思います。


子ども手当で直接お金を配るのなら、何のために税金を集めるのか、よくわからない。最初から税金を集めなければよいのにと思ってしまう。その方が税金を集める手間も配る手間も省けるのに。


はっきりいって、民主党が実施するであろう数々の直接支給方式の政策は国の役割を放棄していることになるのではないかと思います。


金は配るから後は自分で何とかしなさいと。




民主党が模範とする英国型政治主導も万能ではないらしい。特に首相に権限が集中するのが問題視されているようだ。



読売新聞より一部抜粋。



「官僚依存脱却」を掲げて政権に就く民主党は、議院内閣制の本家・英国の「政治主導」を参考にする姿勢を示している。

 だが、英国では、閣外相や大臣政務官など各省庁に配置している約120人の与党議員は「数が多過ぎ、行政の支障だ」と見直しを求める声があがっている。また、労働党政権下で進行した、首相への度を越した権力集中にも批判が集まっている。


1.「閣外相や政務官は不必要に多い。彼らは出世のために党幹部の目を引こうとし、ニュースの話題作りに躍起だ。官僚が巻き込まれ、行政が混乱している」


2.首相官邸への過度の権力集中が起こり、首相は、議員でも官僚でもない首相特別顧問を閣僚数に匹敵するほど抱えて、それぞれに外務、内務などの任務を与え、「代替内閣」を作り上げた。
ロンドン大学のピーター・ヘネシー教授も憲法委での証言で、「首相は、特別顧問が官僚を無視して起草した文面で政策を打ち出すようになった」と述べ、イラク戦争に向けた重要書類が閣内で回覧されず、閣議をないがしろにしたまま開戦準備が進められたなどと問題点を列挙した。

3.憲法委に寄せられた証言によると、首相が特別顧問を使って作成し、閣僚や官僚がじゅうぶんに関与しなかった政策は、メディア受けしても、地方政府などの執行機関が有効性を疑って実施を尻込みするようになった。その結果、大学改革やIT(情報技術)戦略などの分野で政策の朝令暮改が相次いだという。



鳩山、小沢両氏が暴走しないことを祈る。



○鳩山政権のお手本…英国「政治主導」のゆがみ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090906-OYT1T00832.htm

○過度の官邸権力集中、こじれた英の「政治主導」

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090830-592896/news/20090906-OYT1T00842.htm