ダイヤモンド・オンライン記事より一部抜粋。
『世界一の借金王」故小渕首相が呟いた「私は死刑に値する」という警告
公債残高が10年前の2倍に迫る勢いにもかかわらず、8月30日の総選挙において、政権奪取が確実である民主党のマニフェストには、財政再建に関する文言は、一つもない。消費税増税は、凍結してある。居並ぶ政策は、すべて支出である。初の政権与党の座を前にして大盤振る舞いを約束する高揚感は、初任給を使い切ってしまおうとする新入社員のごとく、と例えれば失礼だろうか。そもそも借金地獄は自民党の責任である、という当事者意識の希薄さも手伝っているのかもしれない。
削減あるいは組み替える対象は、政策経費である④社会保障費関連と⑤公共事業・文教費しかない。だが、社会保障費は高齢化によって毎年1兆円自然増となる。全国各地から、医師、介護者不足が突き上げられ、「削減反対」の大合唱である。では、残る公共事業・文教費で、どれほど削れるというのだろうか。
目玉の子育て支援策にしても、富裕層にも例外なく支援するのかという批判は、今後必ず起こるだろう。財源をにらみながら政策と実現工程を修正し、次の総選挙までの4年の間に実現すればいいという地に足のついた方針を取れるだろうか。
それとも、財源不足であろうが公約は公約だと、しゃにむに実現に突っ走るか。当然、借金はさらに膨らむことになる。』
○記事全文
http://diamond.jp/series/tsujihiro/10082/
民主党が政権をとった後に、一番怖いのは「財源不足であろうが公約は公約だと、しゃにむに実現に突っ走る」ことである。
今の民主党は、政権さえとれればよいという考え方であることは明らかである。過去のことは自民党の責任であり、我々の知ったことではないという立場である。日本の将来(長期的な)のことは深く考えていない。
しゃにむに公約実現に走る可能性は高い。そうなれば、「世界一の借金王」の称号は鳩山首相に更新される。
その結果、将来の日本に待っているのは、「財政破綻」か「大増税」である。
あなたの一票にも責任はあります。
それは「民主党がやったこと」では済まされない。
よく考えて投票すべきである。