皆さん、こんにちは
世界遺産アンコールワット遺跡群のお膝元
カンボジア・シェムリアップを拠点とする
ロイヤルアンコール国際病院内にあります
日本語メディカルサポート&相談窓口の
ジャパニーズヘルプデスク:青砥です。
3月になりまして日本はこれから
春の季節を迎えますね。
花粉症の方はますます
鼻水ズルズル+目が痒いなどの症状で
体が辛くなるシーズンですね・・・。
私も花粉症なので桜が見たくても
絶対にこの季節は日本に行けません
春の季節を迎えるということは
これから大学生の方を中心として
卒業旅行や春休みの研修などで
海外にお出かけになる方も増える時期です。
東南アジア周遊の一環で
カンボジアに入国される方然り、
ザ・観光メインでご渡航される方然り
アンコール遺跡群へ訪れる方々に向けて
改めまして表題の注意喚起となります。
このブログでも観光シーズンになると
動物にかまれたという方の受診数が
やはりどうしても増えてきてしまいます。
今回表題にあります動物は
メインとしてはサルになりますが、
その他にもイヌやネコなどに
咬まれた・引っかかれたなどの
受傷原因はございます。
そこで本日はシェムリアップで起こりうる
動物による受傷ケース&対処法を
ザックリとお伝えしますのでご参考下さい。
遺跡エリア:サルやコウモリ
過去(2019年)のブログにも書きましたが、
現在もアンコールワットや
バイヨン、北大門周辺には
野生のサルを見かける頻度が高い場所です。
人間慣れしている野生のサルですので、
人が近づいても怖がるそぶりはなく
何食わぬ顔でエサを求めて歩き回っています。
母&子サルの群れが多いためか、
観光客も臆することなく写真撮影のため
近寄ってしまわれていることがあります。
人間慣れしているからこそ飛びついてきたり
サルの機嫌が悪ければかみつくなど
ご自身がケガを負う可能性はありますので、
できるだけ自分から近寄らずにして下さい。
また遺跡によってはコウモリが
暗い場所に住み着いていることもあり
突然暗闇の中から飛び出てくることも
決して0%ではありませんのでご用心下さい。
市内:野良犬やネコ
シェムリアップに限ったことではありませんが
まだまだ野良犬やネコが大変多いですので
むやみやたらに手は出されないように。
またご自身で十分注意していたのに
野良犬が近寄ってきてかみついてきた
ということも残念ながら珍しくありません
動物にかまれた時の対処法
衣服の上から動物にかまれたが
無傷であるケースはワクチン接種不要ですが
ご心配である場合は医療機関を受診下さい。
(大半は接種不要判断となっています)
動物に咬まれた / 引っかかれて
皮膚に傷を負われた場合は
医療機関受診の推奨になります。
傷口の程度によっては
狂犬病ワクチンの他にも
破傷風ワクチン接種が必要になることも
個々の過去のワクチン接種歴によりございます。
まとめはこちらになりますのでご参考下さい。
日本人通訳直通窓口情報はこちらです。
どうぞ皆さまのカンボジア旅行が
よき思い出となりますように願っていますが
もし現地での体トラブルに陥ってしまい、
どうしたらいいのか?不安な時は
いつでもお気軽にご連絡下さい