韓国映画「The Witch/魔女」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
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悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

The Witch/魔女

 

どこをどう切り取っても、ネタバレの可能性が高まるので

軽く言うと

「キム・ダミ(梨泰院クラス)とチェ・ウシク(パラサイト)がすげぇ」

です。

 

原題「마녀(魔女)」

2018年。125分/R15+。

監督・脚本: パク・フンジョン

 

【あらすじ】

ある特殊な施設で育てられ、8歳の時に脱走した少女ジャユンは、

記憶をなくし、酪農家の夫婦と暮らし始める。

十数年後、平凡な高校生として暮らしていた彼女は、

裕福ではない養父母のため、賞金を得るために

オーディション番組に参加する。だが、その番組で特殊なマジックを

披露したために、謎の集団に追われることになる。

 

以下、ネタバレになります。キャストも込みです。

 

 

【キャスト】

ク・ジャユン: キム・ダミ

ジャユンの養父: チェ・ジョンウ
ジャユンの養母: オ・ミヒ

ドクター・ペク: チョ・ミンス
ミスター・チェ: パク・ヒスン

クィ・ゴンジャ: チェ・ウシク
キンモリ: チョン・ダウン

ジャユンの同級生 ト・ミョンヒ: コ・ミンシ(空から降る…に出演)

ト・ギヨン警長 ミョンヒの父: キム・ビョンオク
チャン巡査: イ・シフン

ジャユンの幼少時代: キム・ハナ
ゴンジャの幼少時代: イ・シウ

イ首席: イ・ギヨン(特別出演)
遺伝子研究者 コ院長: クォン・テウォン(特別出演)

【個人的感想】

・冒頭の少女の逃走シーンがよくわからない。ただ少女が

凄惨な現場から血だらけになって逃げている。

気を失ったところで、酪農を営むいい夫婦に拾われる。

その冒頭の「よくわからない」も含めて物語だったんだと、後々

ジワジワとくる。

 

・日本でもヒットしている梨泰院クラスにキム・ダミが選ばれたのも

すごくわかる。すごくすごくいい。細かくは書けないけど。

一重の目も、少し高めの身長も、やっぱりキュートなんだよなぁ。

 

(写真左)

 

梨泰院クラスの時のダミちゃん

 

・なんとなくパッとしない見た目の(ごめんなさいごめんなさい)

チェ・ウシクだが、実は本当にすごい。

前回のアカデミー賞でアジア初の作品賞を受賞した「パラサイト 

半地下の家族」でも、物語の軸を演じていたし、「新感染 

ファイナル・エクスプレス」にも出演しているし、実はカナダ育ちで

大学もカナダの学校だったし、そこで舞台演出を学んでいた人だし

身長も181cmもあるし、パク・ソジュンの親友だし(笑)すごい。

 

・パク・ヒスンはいつも悪い役をやっているので、「あ、出た出た」

みたいな感じで(笑)今回も観る。

 

・主演の人たちはともかくとして(すでに人間としての能力を

超えている操作をされている人たちで、頭を破壊しない限り、

ちゃんと死なない)護衛的な役割の人は多分普通に会社員??

(普通に殺されていたし)だとするとあんな残忍な殺され方を

するなら、会社なんて辞めればいいのにねぇ…と思ったり。

 

・姉の存在なんて、聞いていないよ!!

 

・追手であるはずのゴンジャが、途中で気づくんですね。

俺たちが見つけたんじゃない、ジャユンに誘い出されていたんだ、と。

あのあたりのスピード感とか、面白かったなぁ。

 

続編もありそう。

 

星は

★★★★☆ (4.4)

観終わったらすぐに、巻き戻したくなる。