元小結の千代天山が亡くなった。享年48。死因は明らかにされていないが近年は体調を崩していたという。引退後は和歌山でちゃんこ店を営んでいた。四股名からもわかるようにあの千代の富士を輩出した九重部屋の力士である。

 スポーツ選手だった人で、若くして鬼籍に入ってしまうのは、プロレスラーとこの力士が多いが、やはり、太っているというのが問題になっていると思う。モンゴル人力士が強いのは、この太った身体でないことが理由のひとつといえよう。もう、日本の相撲界もただ太らせるという昭和なやり方で身体をつくるという手段では、モンゴル人力士に大きく水を開けられる他にも、このように、若くして亡くなるという二重のデメリットを生み出すだけのような気がしてならないが。

 vol.5466、これにて終了。