この季節 ムートンブーツの修理を多数お預かりします。
かかと修理は元よりソールが剥がれたって修理も多いですね
接着剤が劣化して剥がれるのはよくあります。
ちょっと古いアグのブーツはこういった修理は少なく、むしろ新しいモデルに多いです。
沢山売れるようになって様々なモデルを出していますが大量生産になるとどうしてもコスト削減の為かちょっと雑な製造になっているのかも知れませんね。
このままダイレクトに接着剤を塗布しても圧着は可能ですがしっかりと下造りをすれば長持ちします。
古い接着剤をとって表面をプライマー処理。本体側は圧縮パルプなのでソールとは別のプライマーで下地を整えます。
そしてこちらも硬化剤混入+熱活性させる接着剤を塗布してプレス圧着です。
内部のボアがクッションになってしまうのでハンマーでトントンではくっつきません。これも木型を入れてプレスするので全体的にしっかり圧着できます。
薄汚れて多少の退色がありましたので色素還元剤を噴霧して仕上げましたので全体的に黒さも戻りました。
