このところ縫い物が溜まっていて毎日ミシンの前にいることが多いです。
今日はルイヴィトンのショルダーバッグの修理です。
ヌメ革は年数が経つと強度がガタ落ちします。特にショルダーバッグは本体がクルクル回るためストラップが捻れるので
その負担が本体側の根革にきちゃいます。
ルイヴィトンのヌメ革はご使用により色々な色味になりますので弊社も色味の違った革を用意していますが、今回は白っぽい
ようなのでちょっと日焼けしたヌメ革で修理します。
何色かお客さんにお見せして選んで頂きましたが、店主はもうちょい濃いめの革をオススメしましたところ元々の色に近い方
とのご要望で白っぽい革に決定です。
そのままパーツを切り出して修理するのは簡単ですが強度が心配です。
そこで切り出したパーツの裏に補強のナイロンテープを忍ばせるのはちょっとカバン修理するショップではやりますがその
ままだとテープが遊んでしまうので革当てをして修理します。
重いバッグの場合、テープを内包して完全に革を2枚使い両合わせで縫い付けにするのですが今回は軽めのバッグなので接着
のみです。
バッグの修理って手間がかかるので料金は高めになりますがそれでも弊社は自社作業なので他よりはリーズナブルです。
他社ではよく下請けに出す所が多く、自分でも修理したことない人が細かい説明出来るはずもないので下請けに出して
内容と見積もりを出すので時間もお金も掛かるんです。
今回は画像には有りませんが左右とも修理しましたがサイドのポケットの革と色味が違うのが残念。
お客さんチョイスなのでまあ仕方ない所です
