ートバイはクルマと違って基本的に普段着では乗れません。最大限略してもヘルメットだけは必須ですが、長い距離でも疲労を抑えて安全に走るためにはやはりちゃんとしたウエア一式は必要ですよね。でも乗るバイクに合ったウエアを揃えなければならないので金額的には結構大変です。
 
かなり昔、若さゆえ相当調子こいていた頃、それまでほとんどオフ車しか乗った事の無い私はオフロード用の格好のままスズキのRG500γでフル加速して、何の気なしにカウルから頭を出して振り向いたら、オフロードヘルメット特有の長いバイザーのため風圧で煽られて首は折れ曲がるわ、ゴーグルは吹っ飛ぶわで危ない思いをした事があります。それなりの速度で走る時にはやはりフルフェイスのヘルメットでなければ危険だと痛感しました。
 
大型二輪ともなれば風による影響は大きく、パタパタはためく薄手のウインドブレーカーで一日乗ると結構疲れます。もちろん風が衣服の中に侵入しないような襟首や袖口がしっかりシャットアウト出来るものである必要があります。
 
軽くて蒸れなくて雨に強いゴアテックス等のハイテクのウエアは軽くてカッコいいし、着ていても楽な半面、古くなるとボロくショボく見えてしまうのが難点です。バイクウエアは高価でそうそう買い替えも出来ないので昔人間の私は古典的な本革で統一しています。ヘルメット以外はすべてKADOYA製。老舗だけあって物凄く厚い革で極めて頑丈に、それでいて柔らかく造られているため20年経っても全く劣化はありません。買う時にはとても高かったのですが体型さえ維持していれば(それが一番難しい課題ですが)一生モンですからね。
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エリミネーターの長期冬眠に合わせて長らく仕舞い込んでいたクソ重たいKADOYAのレザーウエア、これらはレストアの必要は全くありません。レザーはしっとり艶々なままでほつれや破れも無くカビひとつ生えていません。本当に良い革だと永く使えます。ただしレザーウエアのレストアは必要無くともライダーの身体をウエアのサイズに戻すレストアは絶対必要です。

 
PS: またしてもブログタイトル変更しました。どうも"いとしのエリミ"だとサザンの検索とこんがらがっちゃうようなので、「エリミの風」に変えました。三度目の正直です。