私、車の運転が苦手だったの。
なんでって？
……なんでだろう。
あぁ、母が……「あなたは運転が、あまり上手じゃないから」と言ったからかな。
いま思えば、過保護で神経質な母なりの
「無事でいてね」というメッセージだったのだろうけど。
そういえば、あれから私は
車の運転が、下手になったのかもしれない。
貴方と出逢って、恋をして
訳の分からぬスピードで、離婚した。
その頃には、貴方との距離がうまれ始めていた。
気付かぬ振り。
うまれてはじめて、自分で中古車を購入した。
中古でも、高い。でも、私と幼子の田舎暮らしには、必需品だ。
引越しは、何度かしたことがある。
けれど、それは一人だった。
今度は二人分を、一人で。
幾ばくかの不安。
それと、自分じゃないみたいな、冒険心。
……これからは、全部、私がやるんだ。
縁もゆかりも無い街。
貴方の傍で、という想いが一番だけれど
不思議なほど、その場所は、見つけた家は
私と子どもに、ピッタリだらけ。
引越したその日、貴方は
私の傍には居なかった。
車の運転は、毎日だ。
というより、引越しの時点で
もう何年走っていないかも分からぬ高速道路を、何時間も運転した。凄い疲れた。
人生で初めて、自分でフェリーに載せた。凄い緊張した。
でも、出来た。
子どもは、終始はしゃいでいたけれど
私は、ずっと真剣そのもの。
だって、車の運転、苦手だから。
……私、車の運転、苦手なのか？
よく考えたら、無事故無違反ゴールド免許だ。
ペーパードライバーの時期もあるけど。
友人を隣に乗せても……そういえば、優しい運転だと言われてきたな。
地図を見るのは得意じゃないけれど
ほら、スマホを磁石で、前にくっつけたら
すごく快適に運転して来られた。
音楽を聴くと、リラックス出来ることも分かった。緊張し過ぎてたのかな。
運転の苦手な私、は。
どうも、そう、思い込んでいただけの世界みたいだった。
十年以上、たのしいと感じたことがなかった車の運転が、大好きになった。
探検をするように、アチコチを走り回った。
まるで、免許とりたての若者みたい。
ガソリン代は……趣味代、ということで。
貴方がどこにいるのかも分からない、孤独な時間に（孤独と単純に表現するのも違うわぁ、というくらいには寂しい時間よ）
苦手だったクルマの運転が「ドライブ」に変わり
産後すっかり出不精になっていたのが「毎週末お出かけしよう」に変わり
私は、もう一度
私という人生を、やり直していくみたい。
貴方との恋は、ぜんぜんまっすぐ進まない。
会いたい時に会えないし
悲しい時にも、辛い時にも、隣には居てくれない。
けれど、どんな恋よりも
……副産物は、まぁ、豊かね。
だから、とりあえず
私と、ドライブをしよう。
音楽を掛けて、三人で
何処までも、遠くに行こう。
今度は、私が乗せて行ってあげるから。
いっぱい食べて……寝てもいいけど
私が寂しくなったら、ちゃんと起きてね？
今日は少し長めに、ポエムのような、短編のようなお話を
女性レイ視点でお届けしました。
というか、実話ですけど
ツインレイとの恋は、ほんとになかなか進みません。
こわがらせたらごめんなさい。笑
けれど私たちの現実が動いていないかと言うと、むしろ真反対でして
物凄く、大変化を起こします。
それはもう、目まぐるしく
ときに「休憩させて〜！」と思うほど。
私の、車の運転エピソードなんて典型的かなぁと
度々、嬉しかったこととして
今も思い出すのです。
それだけ、苦手意識があったのですよね。
だから、できるようになった！しかも楽しい！
それが、なんというか……
そう、子どもが「初めてできた瞬間」みたいな
表現し尽くせない、喜びがあったのです。
（今でもドライブが大好きです）
この旅路の中、悲しみにくれたなら
そっと「私ができるようになったこと」を
数えてみてください。
彼、彼女と出逢い、あなたは
何ができるようになった？
何に、幸せを感じるようになった？
それってやっぱり
あの人と出逢わなければ、難しかったことじゃないかしら。
なんて、想っていると
同じようなことを、考えているかも、しれないしさ。
☆☆☆
明日は休日をいただきます♪
明後日21:21投稿✨
ツインレイと統合…ん？
お逢いできるのを心待ちにしています♡
ラビ
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