ウクライナ勝利は確実だ! | 方丈随想録

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ウクライナ戦争について、最近は「ロシア優勢」という言葉が出ている。その理由は、ロシア軍がアヴィディウカという都市を占領したことが主因である。地上戦でロシア軍は大攻勢を仕掛けているのだ。ウクライナ軍は「弾薬不足」を訴えているが、ピンポイントの砲撃に徹するのならば砲弾数は少なくて済むはずだ。広範囲に雨あられと砲弾を浴びせかけるような戦法なら、弾薬消費量は多くても浪費されているだけだ。

ウクライナ戦争は3年目に入ったが、終戦の見通しはまだまだ立たないだろう。朝鮮戦争ですら数か月で決着がつくはずだったが、まる4年間継続した。ウクライナ戦争は2022年に始まったのだが、ウクライナはロシアの全面侵攻を予測し、国土防衛と反撃のための準備を2014年から始めていた。ロシアの全面侵略がウクライナを一致団結させ、さらに女性や子どもの相当数を近隣諸国に避難させたことによって戦時体制が強化されている。兵器自体もNATO標準のものが導入されており、またNATO諸国の支援は継続されるだろうから時間の経過とともにウクライナ軍は質的に強化されている。

最近の戦況では、地上戦ではロシア軍は優勢のように見えるが、ロシア空軍機の損耗が大きく、またロシア黒海艦隊も艦艇が次から次に沈没したり大破している状況だ。ウクライナ軍はNATOから提供された戦車を中心とする攻撃力の高い機甲部隊を拡大しており、それは温存されているようだ。ウクライナ空軍に提供されるF16戦闘攻撃機の実戦配備も近いことだろう。ということは、現在、ウクライナ東部では第1次大戦時のような塹壕戦が展開しているが、ウクライナは機甲師団と戦闘爆撃機による「電撃作戦」をいづれ実行する可能性がある。その作戦が成功すれば、塹壕戦を従事していたロシア軍は総崩れに陥るだろう。ウクライナ軍がアゾフ海に達すれば、ロシア軍は各地域で分断・包囲されて壊滅するだろう。何しろロシア軍の組成の質が劣悪化している。ネパール人などの外国人を投入するというのは末期的症状としか思えない。

アメリカの対ウクライナ軍事支援が停滞していたり、トランプ前大統領の動向も気がかりだ。しかし、トランプ前大統領はNATO加盟諸国の軍事予算の増加を主張しているわけで、その増加分の相当量がウクライナ支援に回ればアメリカの支援は必須のものにならずに済むかもしれない。

アメリカやEU諸国の軍需産業は無傷だが、ロシアの軍需工業はウクライナの攻撃や西側の制裁で縮小するだろう。高機能の新兵器の入手につてもウクライナが有利だ。とすれば、プーチンに未来はない、ということだろう。政治犯を刑務所で殺したり、亡命したヘリパイロットをスペインまで追いかけて殺したりするのも、プーチン政権の絶望感の表れだといえよう。

大局はウクライナ勝利に向かっている。