こんにちは。 

渡邉ひとしです。 

 

今日のテーマは 

『ビジネスモデルに欠かせないこと』です。 

 

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いよいよか、という思いが湧いてきた 

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携帯電話の事業を 

「富士通」が売却するらしい。 

 

2008年に 

iPhoneが発売されてから 

 

日本の携帯電話メーカーが 

つぎつぎと携帯電話事業から 

手を引いていきましたが 

 

いよいよ、「あの富士通」も 

携帯電話事業の株式を 

一部売却をするようです。 

 

なぜ 

「あの富士通」かというと 

 

もともと 

電電公社(現在のNTT)の 

ファミリー企業として 

 

電話機や通信設備の製造をしていて 

携帯電話の製造に関しても 

 

NTTDoCoMoと 

いい関係が保たれていたからです。 

 

いよいよ 

電話機製造の老舗メーカーでさえ 

 

携帯電話事業から 

距離をおくことになるのか…… 

 

という思いが 

湧いてきたのです。 

 

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伝統ある会社の動向が気になる 

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富士通としては 

携帯電話事業から全面撤退する 

 

という考えは 

どうやら無いようなので 

 

携帯電話事業に関して 

新たなビジネスモデルを考えていく。 

 

そのような受け止めかたをしても 

良さそうですね。 

 

なにせ 

スーパーコンピューター「京」を 

理化学研究所と共同開発したこともあり 

 

携帯電話とコンピューターの 

技術開発能力に関しては 

かなり、すぐれていると言えます。 

 

ただし 

これらは「モノづくり」の 

開発能力になります。 

 

これからの時代に欠かせない 

「コトづくり」の開発能力を 

 

どこまで発揮できるのかが 

あらたなビジネスモデルをつくる 

 

キーファクター(KFS)になると 

私は考えています。 

 

「KFS(*注1) 」とは 

あらたな事業を起こそうとするばあいに 

競業他社との優位性に 

 

おおきく関わる 

ポイント(要素)のことですが 

 

これから 

富士通が生き残るためには 

 

どこまで 

「お客さま」の立場になって 

 

『たのしいモノづくり』が 

できるかに関わってきます。 

 

そのためには 

他社との技術競争に 

視点をおくのではなく 

 

お客様の「感情」に 

視点をおいた 

 

『たのしいモノづくり』 

を目指さなければ 

 

これからの業績を 

向上させていくことなど 

 

とうてい実現することは 

できないだろうと思います。 

 

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*注1=KFS(key factor for success) 

 事業を成功させるための 

 重要な要素(要因)のこと。 

 

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▼ このことから何を学べるでしょうか? ▼ 

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伝統ある会社は… 

画期的な商品が出てきたときに 

・どのように受け止め 

・どのように考え 

・どのように取り組む 

かという姿勢が重要になる。 

 

取り組みの姿勢によって… 

その後の業績に 

おおきな違いがでてくる。 

 

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<ビジネスモデルの9項目> 

①誰に    =理想のお客様 

②何を    =商品・サービス 

③どのように =主な仕事 

④なぜ    =選ばれる理由 

⑤誰と    =協力者、供給者 

⑥どこで   =販路・販促 

⑦いくつ   =設備・機器・資金 

⑧いくらで  =収益方法 

⑨どれだけ  =原価・経費 

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経営コンサルタント(ビジネスモデル構築) 

ビジネスモデルイノベーション協会 会員 

愛知県商工会連合会 エキスパート講師 

岐阜県公認 コミュニティ診断士 

愛知産業大学 非常勤講師 

中部大学 非常勤講師 

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株式会社 未来デザインカンパニー  

代表取締役 渡邉ひとし 

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