その人が苦手なものに対して、

その人が、

「自信に満ち溢れている」という印象を持ったことはありません。


『自信』とは、不思議なもので、

・自信のない人

・自信が余りなさそうな人

・自信のある人

・自信に満ち溢れている人


ひとは、なんと無く、

他人の「“自信”の程度」まで感じてしまいます。


あなたも、経験ありませんか?

・結婚式でのスピーチをする人

・突然の指名を受けて、壇上でスピーチをする人

・素人モノマネ合戦のような、アマチュア出場番組の参加者


そんな場面で、自信のなさそうな人を見ると、

見ている方が、ソワソワ、ハラハラしてしまいますね。


自分を振り返ってみても、

自信のないときは、手に汗をかいて、ひどく緊張します。


多くの場合は、

・その場や状況に、まだ慣れていない

・その場には慣れているけど、準備不足

・そういった場所や状況が、そもそも苦手

など、百人百様の理由があります。


今までお会いした、経営者との経験では滅多にありませんが、

事業を引き継いだばかりの後継社長の方から、


「余り、自信がない。」

と言う言葉を聞いた事があります。


やはり、大きな原因は、

その経営者の方が、先代社長と比較をしていました。


「たとえ先代社長でも、同じ年齢の頃は、

 〇〇さんと同じだったのではないですか?」

と問いかけたところ、


『いやいや、同じ年齢の頃は

 もっと、勢いがあって、凄かったらしい。』

そんな答えが返ってきました。


今度は、違う視点から、話しを切り出して、

「当時と今では、時代背景も大きく違うし、

 その頃の経済は右肩上がりで…、

 今より数段、状況が良かったと思いますよ。」


と言うと、今度は、

『その頃に自分がいたとしても、

 先代と同じ様な事ができたとは思えない。』


まさに、自信の無さを表す言葉が飛び出てきました。


まぁ、これは、

実際にやってみないと、判らないことですが…

いかに、「自信を持つ」ことが難しいか、という、

ひとつのエピソードですね。


誰にでも当てはまる、とは言いませんが、

案外、多くの後継者社長に言えることのようです。


稀に、「ポーカーフェイス」の上手い人であれば、

他人に、外見上は、なんとか誤魔化せますが、


厄介なのは、

自分で自分を誤魔化したり、

自分で自分を騙せない、ということです。


・高級車に乗る

・高価なモノを身に付ける

・本やセミナーで知識を増やす

・有名人の友だちをつくる

など。


いくら大きく見せようとしても、

いくら見栄を張ってみても、

自分で自分を騙すことができない限り、

「見せかけの自信」は長続きしません。


・高級車に乗っても、自信がつくわけではありません

・高価なモノを身に付けても、自信がつくわけではありません

・本やセミナーで知識を増やしても、自信がつくわけではありません

・有名人の友だちをつくっても、自信がつくわけではありません


なぜなら、「自信」は、

自分の外面に存在するのでは無く、

自分の内面に存在しているからです。


とは言っても、

自分の内面を見つめる、「内観」を突き詰めていっても、

決して、「自信」がつくわけではありません


結局は、

「自分は自分!」と思うことが大切で…


まずは、自分の「身の丈」を知ることが前提。


次に、その身の丈を、少し大きくするための努力をする。

さらに、身の丈を少し大きくしていく。

これを繰り返していくしかないと思います。


「当たり前のこと」をする。

これしかありません。


経営の本質、経営の王道。

経営に「近道」はありません。


経営の本質を見つめ、

経営の王道を歩んで行きましょう!


そのためには、良き相談相手を見つけることが、

もっとも重要です。


[頑張れ!! 2代目社長!]

☆2代目社長を、応援します☆