失敗したらどうしよう、と言う恐怖…。
先代社長から、承継した会社が、
優良企業であればあるほど、
会社の経営を失敗したらどうしよう…。
その本人で無い限り、決して分からない、
失敗に対する恐れ。
誰でも、
全く経験のないことを始めるときに抱く、
未知に対する、恐れのようなものが、
2代目社長にも、突如、湧いてくる。
もちろん、性格にも、いろいろあるので、
未知の経験に対して、
・面白くて、武者震いするタイプ
・あまり考えずに、飛び込むタイプ
・情報をかき集めて、準備しようとするタイプ
・極度に、恐れを抱くタイプ
など、違う行動や感じ方をする人がいると思いますが、
さて、あなたは、どんなタイプでしょうか?
創業者の多くは、
多くの失敗と、成功を繰り返すことで、
徐々に会社を大きくし、
会社の発展に尽くして来ました。
一昔前は、「企業30年説」が存在していて、
起業、成長、発展、衰退までの期間が長かったようですが、
この成熟社会の中で、
先行き不透明な時代に、
「企業30年説」を唱える人はいません。
いまは、「企業10年説」、
人によっては、「企業数年説」と言う人もいます。
ある統計では、
創業して、10年後に残っている企業は、
たった、4%しか存在しない、というデータもあるようです。
つまり、10年後までに
96%の企業は消滅している計算になります。
そんな時代に、
10年以上の歴史を持つ会社を承継した場合、
あなただったら、どんな経営をしますか?
やはり、真剣に考えれば考えるほど、
失敗をすることが、怖くなりませんか?
ところが、この恐れが、会社に、
大きな悪影響を及ぼすことになりかねないのです。
なぜなら、社長の感情が、
社員に伝わってしまうからです。
・社長が不安になれば、不安が伝わります
・社長が失敗を恐れるようになれば、その恐怖心が伝わります
2代目社長が、会社を承継したときに、
先代社長を支えてきた幹部社員が存在しているはずです。
その幹部社員に、このような恐れが伝わると、
おそらく、幹部社員は、
会社の将来に対して、不安を感じ始めます。
幹部社員が不安を感じ始めれば、
やがて、会社全体に、
将来に対する不安が蔓延してしまいます。
それでは、
どうすればいいのでしょうか?
恐怖心をなくすために、何かに縋(すが)りますか?
・神様、仏様
・精神的な修行
・毎日の瞑想
もちろん、心の安定という意味では、
大きく救われることもあると思います。
しかし、そもそも、
恐怖心の原因は、「未知の失敗」です。
つまり、未だ、何も起きてはいないのです。
「守り」に入ってしまうから、
失敗を恐れるのか?
「失敗」を恐れるから、
守りに入ってしまうのか?
いずれにしても、未だ、何も起きていないのです。
起きていないことを、あれこれ考えても…
どうでしょうか?
やはり…
仕方ありませんよね。
上手く行くか? 行かないか? は、
やってみないと分かりません。
創業者の方も、
失敗と成功を繰り返してきたはずですから、
2代目のあなたも、
失敗と成功を繰り返しながら、
経営者として成長して行くしかありません。
「当たり前のこと」をする。
これしかありません。
経営の本質、経営の王道。
経営に近道はありません。
経営の本質を見つめ、
経営の王道を歩んで行きましょう!
そのためには、
良き相談相手を見つけることが、
もっとも、重要になります。
[頑張れ!! 2代目社長!]
☆2代目社長を、応援します☆