長崎新幹線 | ヴェルディの星

長崎新幹線

先週の長崎遠征で、けっこう長崎新幹線の工事模様が見れたので紹介。
 
長崎空港から諫早市内にバスで向う道筋にも工事してる様子が見れました。
そして諫早のトランスコスモススタジアム付近はこのような。
 
試合後諫早駅から長崎市内に向かいましたが、諫早駅も新幹線仕様にリニューアル。駅舎。
 
在来線のホームの隣では新幹線ホームが建設中。
 
長崎駅付近。現在の駅舎から離れたところに、在来線高架駅と新幹線駅が絶賛工事中。
 
在来線(長崎本線)は、従来の路線の横に高架線を新設していますが、新幹線は山の方へ。トンネル掘って結ぶようです。
 
長崎新幹線の武雄温泉(佐賀県)→長崎間は2022年開通予定です。
 
ここでちょこっと長崎新幹線について。最近佐賀県と長崎県の「戦争」が全国的に話題になっていますが…。
長崎新幹線とは、正確には九州新幹線西九州ルートと言います。博多→長崎間。博多→新鳥栖(佐賀県)間は九州新幹線鹿児島ルート(博多→鹿児島中央)と共通。
 
長崎新幹線は、佐賀県の武雄温泉から長崎までが現在絶賛工事中。で、新鳥栖から武雄温泉までは最初から作る気ありませんでした。その区間は従来の長崎本線(一部佐世保線)をそのまま走ると。
 
在来線と新幹線は線路の幅が違うため、同じ電車で乗り入れできません。在来線は1067mm、新幹線は1435mmになります。既に開通している通称「ミニ新幹線」と呼ばれる山形新幹線と秋田新幹線は、在来線の線路の幅を1067mmから1435mmに変えることで新幹線の電車が乗り入れることができるようにしました。結構な工事となりましたが。
ですので「山形新幹線」「秋田新幹線」は正確には「新幹線」ではありません。スピードも出ないし、踏み切りもあります。乗り換えなしで山形、秋田へ行ける様になりましたが。
 
長崎新幹線は、逆にフリーゲージトレイン(FGT)と言う、車両の方が自動的に線路の幅を変える電車を投入することを考えていました。博多から新鳥栖までは新幹線の路線、新鳥栖から武雄温泉までは在来線、武雄温泉から長崎までは長崎新幹線の路線を走ると。
 
ところがFGTの開発が思ったように進まず、JR九州は導入を断念します。そこでJR九州と長崎県、長崎県選出の国会議員はいきなり「新鳥栖から武雄温泉までもフル規格新幹線で建設」と決定します。ところが通り道の佐賀県のいないところで勝手に決めたので、佐賀県は「聞いてないよー!」と激怒。話し合いには入れなかったけど、カネは出せ。ダチョウ倶楽部、じゃない佐賀県知事じゃなくともそりゃ怒るわな。福岡県の隣の佐賀県は新幹線作っても大して時短効果は無いし。
 
佐賀県が納得しない以上、新鳥栖~武雄温泉は建設できません。と言うことは長崎へ向う人は、博多から武雄温泉まで通常の在来線の特急「かもめ」に乗り、武雄温泉で一々乗り換えないといけなくなります。なんか凄いめんどくさい。
長崎~博多間の時間短縮は大きくないし、新大阪方面から長崎向う人は、新鳥栖と武雄温泉で2回も乗換えが必要になる。これ嫌って飛行機や高速バスに客は流れるかも。さてどうなるのやら?
 
鉄道ファンとしては長崎新幹線は非常に楽しみだが、このままじゃ「壮大なムダ」になる恐れが。さてこの先どうなるか?注目です。
 
「フル規格新幹線」=東海道新幹線のような完全な高速新線。全線高架で踏み切り無し。線路の幅1435mm。最高速260km(一部300km)。
「ミニ新幹線」=山形新幹線のように、在来線の線路の幅を1435mmに拡げ、新幹線電車が乗り入れできるように改修した路線。基本、線路の幅以外は在来線と変わらない(法律上は「新幹線」ではない)。最高速120km。
「スーパー特急」=フル規格新幹線と基本同じだが、線路の幅は1067mm。長崎新幹線も当初はこの予定で、博多から乗り換え無しで来れる予定だった。実際はこのタイプの路線は作られていない。