2号機 RZ250R の素性 | R1-Z & RZR

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1号機 R1-Z
2号機 RZ250R

バイク屋に行かないDIYツースト乗りです

このバイクの前オーナーは

自動車整備工場のオーナーだった

 

 

20年ほど前

当時流行った3MA足のRZRに乗りたいと部品取りの実働3MAを一台手に入れ

ベースのRZ250RRを自分でカスタムしたが

完成したら満足したのと仕事が忙しく、殆ど乗ることなく倉庫に起きっぱなしだったとの話だった

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実車を前にすると
写真以上にぼろく
最初はちょっと怯んだ
 
あちこちに錆が出ているし穴やフェンダー裏など至るところに地蜘蛛?の巣がはっていた
外装はボロボロではないがとても綺麗と言える状態ではなく、前後のホイールはあちこち塗装が剥げていた
 
フロントフォークはインナーチューブに錆が目立ち、交換&オーバーホールが必須
前後ブレーキも完全固着しておりやり直さねばならぬ
リアサスも錆だらけだ
 
 
ざっと見積もると外装に手を入れずとりあえず走れるようにするだけで
自分で作業しても少なくとも20万以上はかかりそうだった
 
 
ツースト相場が高騰している昨今
それなりの価格設定だったのでかなり迷ったが
 
おむすびテールにもう一度乗りたい想いが強く購入することにした
 
 
 
決め手は片肺では有ったがとりあえずエンジンが始動すること
そしてオーナーが自動車整備士であり、無茶苦茶な整備はされていないだろうとの希望的観測だった
 
 
 
 
 
 
実際にここまで触ってみた感触
 
 
メーターは1ARのパネルにわざわざ51Lのメーターを取り付けてあった
走行距離は14800キロ台
恐らくフレーム・エンジンなどは実走行だろう
 
 
さすがに冷却水は量も減り腐っていたが
フロントフォークオイルはまだ赤みを保っていたし
ギアオイルは乳化するどころか綺麗な飴色だった
 
組み上げてから殆ど乗っていないと言う証言は事実のようだ
 
 
また、あちこち錆びているわりに固着しているボルトは皆無で外すのに苦労することはほぼなかった
 
 
ディスクローターやクラッチフリクションプレートもほとんど消耗しておらず、少なくとも未整備過走行のバイクではなさそうだし
ポートから見えるピストンやシリンダーも綺麗でリードバルブのカーボン堆積もなかった
 
 
クラッチハウジングを交換することにしたので始動はもう少し先になりそうだが、キャブもきっちりオーバーホールし同調も取ったのでたぶん問題なく始動してくれることと思う
 
 
この子用のOSR-CDIも準備中だ
 
 
 
 
残る作業は
 
クラッチハウジング交換
クラッチ組み込み
 
オーバーホール済みオイルポンプ・ウォーターポンプのついたクランクケースカバー装着
ツーストオイルラインのエア抜き
 
前後ブレーキエア抜き
 
新品チェーン装着
 
クーラント注入
 
ギアオイル注入
 
 
 
これ以上のトラブルなく
無事始動し普通に走行できることを祈っている