こんにちは
ツルカワです。
デザフェスの朝だからなのか
不思議にすっと目が覚めた朝です。
そんな一日の始まりですが
今日も昨日に引き続き
Gallery KOMPIS さんで
今開催されている
La vie en FranceⅢ~少しラグジュアリーな、心ときめくフランス~
の様子をお届けしますね。
フランスをテーマにした
この展示。
あでやかな刺繍や
アンティークのアクセサリー
など
フランスの文化が匂い立つ
空間となっています。
そんななか
9.11と並び記憶されるであろう
フランスでの同時多発テロが
発生した先日。
この展示へのまなざしにも
少なからず影を落としてしまったこと
とてもやるせない気持ちを感じました。
フランスという遠い国の
出来事でありながら
もうそこの不幸は
全世界の不幸であると
感じられるようになったのは
いつからなのでしょう。
それはいつだかは
分らないけど
ひととひとが
互いの存在を知ったとき
なのではないでしょうか。
そして遠くのひとに
直接会わずとも
ふと手にした
ふと目にしたものが
そのひとの存在を
教えてくれるのは
ままあることでしょう。
例えばこうして
フランスへの憧憬をあらわにした
作品にふれるだけで
遠い国のひとの
存在は感じられるわけです。
そんなことを思いながら
作品に目を移していますと
このリュネヴィル刺繍の
額装された作品にたどり着きました。
「ルルドの泉」をイメージした
作品だそうです。
その昔奇跡を起こし
いまも病む人の
希望の泉である、ルルドの泉。
そこに集うのは
世界中の人たち。
ひとは希望を分かち合うことができるのだなあ。
奪い合わず
ともにわけあえるのだなあ。
その反対に
憎悪を分かち合ったのが
今回のテロであり
その対比を想うと
人間とは業の深い生き物だと
思うばかりです。
ですが
わたしたちは
希望を信じなければいけないのでしょう、
いまこのときも。
それがこの展示の場だったように思うのです。
目の前にあるフランスという
遠い国の文化に触れ
それを生み出したひとへの
畏敬を感じると同時に
この作品を紡ぎだした
作家さんたち
日本という国のひとたちを目にする。
それは
フランス文化という
ひとつの素晴らしい光を
分かち合ったひとつの例
なのではないでしょうか。
とか…作品の紹介がおろそかになり
代わりに何やら
難しいことを書いてしまいましたが
そんなことも心の片隅に
置いてみると
新しい発見が
あるように思いますよ。
こちらの展示、明日22日まで。
ぜひ足をお運びください。
ツルカワでした。