4月10日
朝5時頃
目覚しかと思ったら
実家の母から電話だった
もともと今日は母の病院のため
実家に帰る予定だったが
こんな時間にどうしたのだろうか
父の具合でも悪いのか
何が起こっているのかわからない
不安とともに
胸騒ぎがした
その直後
母から
夜中から
りく(愛犬)の調子がおかしい
全身で呼吸をしているみたい
夜まではちゃんと
ご飯も食べたのに
りくがうちに来たのは
14年ほど前
父の職場の人から
譲ってもらい
うちで飼うことになった
犬を飼うのが初めてだった
私達はいろんな本を読んで
しつけの勉強をしたっけな
リクを病院に連れて行くその間
父を見ている人は
など話をしている最中…
りくが一瞬
伸びするように
ピーンとなり…
呼吸が止まった
何があっても取り乱すことのない母も
この時ばかりは違った
急いで実家へ向かうのに
家を出た