次は零式艦上戦闘機
『艦上』の名の通り、航空母艦での運用を主目的に設計開発された
写真の零戦は21(にいいち)型
中島飛行機の開発した発動機ハ-25(海軍では栄12型と呼称)を搭載
日米開戦当初、その軽快な運動性と機体の挙動を熟知した練度の高い搭乗員の技術で連合国側の戦闘機を相手に格闘戦に持ち込み、無敵の強さを誇っていた
零戦はこの21型が完成形と個人的に思う
堀越は海軍の要求を満たすために、徹底した軽量化を機体に施した
胴体↑
主翼↓
フレームの強度が落ちないところを肉抜き
当時はコンピュータはおろか、電卓すら無い時代
複雑な強度計算の数値を計算尺と算盤で弾き出していた
驚嘆以外にない