安曇野富士と呼ばれる有明山




背後に北アルプスが控え、里山とは違う修験道の山であり信仰の対象であった


安曇野市となる以前の穂高町となる以前の有明村

の中山間部に里宮として有明山神社はある





個人の感想ではあるが、手水舎と随神門の彫刻は一見の価値がある


動画の中にある、随神門の正面に配された立体的な龍は圧巻だ


唐獅子が花(牡丹?)を咥えていたり



他にも十二支や、鷹、うずらも彫られている



また、

新しい幸運の場所として、




開運招福之碑がある


潜れば運が良くなるそうだ


動画では東から潜り、

吾唯足ヲ知ル(分に安んじて貪らない)


要するに、身の丈以上のモノを欲しがるなということか…



運が良くなってくれれば良いが…





有明山を信仰の対象とするのは、隣り村の松川村もまた一緒で、より里に近い位置に『有明山社』の里宮がある








御神木




神楽殿にはひと足早く収穫された稲が干されていた



拝殿の向こうに有明山がある



信州各地、修験道の修行の場となった山がある


全国的に有名なのは戸隠山であるが、上田市の太郎山も修験道の山であった


日本古来の山岳信仰と密教が結び付き、長く続いた神仏習合と、山で生き抜くその術は忍術へと派生した


明治維新後の廃仏毀釈と修験道の禁止令を経て、現代は信仰の自由の元、観光資源のひとつとして令和の時代に生きている





盆も過ぎて秋めいてきたとは言え、いまだにヒグラシの鳴かない安曇野

かつて修験の修行の場で賑わっていたところも、まさしく


『夏草や兵どもが夢の跡』