2019/令和元年9月11日 14時

バイクは稚内市へと入り、今日の宿泊地である稚内森林公園キャンプ場に向かう

駅からバイクで10分も走らないでキャンプ場に着くなんて、長野県では自分の知る限り一ヶ所しかない(当然無料ではなく、テントひと張り2000円でキャンプ場使用料が一泊500円)





バイクの乗り入れはできない

サイトは芝生

木の根が地面の上に出ていないので傾斜を考慮するだけでいい






設営し終えたところで宗谷岬に向かう


宗谷岬に寄ってからのキャンプ場でも良かったのだが、羅臼のときもそう、良い場所は早い者勝ちなのだ


左に宗谷湾を眺めつつ、日本最北端の地へと向かう

厳密に言えば、北方領土の最北端がそうなのだが、一般人が行けると言う意味で宗谷岬が最北の地


駐車場にバイクを停め


雲の切れ間に青空は見えるが、曇り空





樺太が見える





ここから樺太探索へと渡った間宮林蔵の銅像もある








視線の先には樺太



宗谷岬にはいろいろな最北端なんちゃらがある

食堂だったり宿だったり



えぞやさんで日本最北端到達証明書を買う



和歌山県の潮岬の観光タワーでも『本州最南端』の到達証明があったな…

ほかにも一般的なお土産や、看板にあるように『熊出没注意』の各種ステッカーを売っている

中にはシャレの効いたモノがある


『熊出没注意 女房が乗ってます』

とか、

『熊出没注意 ジジイが乗ってます』

とか…

自分には女房もジジイもいないので買ってもしょうがない

お土産で妻帯者にやろうとメールで、

「要る?」

と、送ったら、

「カンベンしてくれ」  

と返ってきた…

貼りたくても、貼れない『家庭の事情』というヤツがあるんだな…



まあ、各家庭の事情はさておき、宗谷岬には出光のガソリンスタンドがあり、このスタンドで給油すると最北端給油証明書とともに小さなホタテ貝で造られた御守りもいただける



見るからに手作り


ありがたいことだ



宗谷丘陵に上ってみると、旧海軍の望楼がある







望楼から最北端の碑





宗谷岬灯台とあけぼの像


あけぼの像は、北海道牛乳生産100万トンと飼育乳牛50万頭突破を記念して昭和46年に建立された


ほかに、世界平和の鐘とか、子育て平和の鐘とかあった


南側を見ると、



風車小屋のある丘の向こうには宗谷岬ウィンドファームという風力発電の風車が無数に並ぶ光景が見れる



宗谷丘陵は北海道遺産になっているが、自分は北海道の大地に、なるべくなら人工物は建っていてほしくない


あるのは牧場の厩舎やサイロだけであってほしい



そんなことは幻想でしかないことがこの旅でわかったことでもあるが…



確かにバカでかい風車が無数に並びプロペラが回っているのは壮観ではある


であるが、



北の大地は緑、青空と白い雲、この三色だけで良いのだ