博物館を出て、太地町の港のある場所へと向かう
小さな漁村という風情で、漁協の運営するスーパーもある
生協のcoopや農協のA-coopなら自分も知っているが、漁協のスーパーは初めてだ
目の前が漁港で加工場も近い
長野とは比べモノにならない魚介類の豊富さだし、長野では見かけることのない鯨の缶詰も売っている
その隣のお好み焼き屋さん(持ち帰りのお店)で、那智大滝では食べなかった黒飴ソフトをいただく
ソフトクリーム黒飴味
あとで検索してみたら
二つの味のソフトクリームをディスペンサーの出口で一緒に巻くとか、オシャレなカフェだとソフトクリームに黒飴のソースをかけてスプーンで食べるとか、今回のような灰色ではなく、黒飴の茶色のソフトとかいろいろあった
黒飴ソフトの食べ歩きか…機会があればやってみたいな
ご当地の名物ソフトは数あれど、果物とか、黒飴とか、こういったケンカしない組み合わせが一番だと思う…
話題作りでアヴァンギャルドなキワモノの組み合わせはカンベンしてもらいたい
(絶対買いはしないが…あるんだよ長野には…イナゴののってるソフトクリームが…)
ソフトを舐めながらハッとした、大事なことを思い出した
今日の宿だ
もう15時を過ぎている
太地町、那智勝浦町と宿屋さんに電話するが、空きは無い
行きあたりばったりのツーリングだとこれくらいは仕方ない
この辺りはバス停に屋根が付いていて、中には大人が横になれる大きさのベンチが備わっているバス停もある
宿が見つからなければ、最悪バス停で野宿だ
ちなみに彼女と一緒ならこんな自由すぎる旅はしない
ちゃんと宿の予約はするし、下調べもちゃんとする…
って、誰に言い訳してるんだ?
宿はいいとして、着換えが無いな
GoogleMapsの表示では勝浦町に100均がある
地元のスーパーの中にあるようだ
引き返すことになるが行ってみるか…
が、到着してみると、スーパーはすでに撤退していて、当然100均のお店も無い…
さてどうするか?
コインランドリーを探して洗うか…
幸いすぐに見つけることができた
洗濯に20分、乾燥に40分の計1時間
待つ間再び宿を探す
勝浦町からさらに南の古座川町や串本町の宿にも電話する
すると素泊まりでよければ一部屋空いているという
古座川町の宿やまさき屋旅館
www.kozagawa.jp/yamasakiya/
イヤは無い!
宿は確保、とりあえず一安心
周りを見ると、女性の好むファッション
誌が数冊残されている利用するのは女性が多いのかな?
乾燥機が止まった
綿素材のTシャツに少し湿気が残っているが仕方ない
宿に向かう前になにか食べていこう
お昼を食べてないから腹ペコだ
ここにきて鯨を喰わないのもなんだしな…
せっかく来たんだ
ん(・.)⁈バイクも腹が減ってきたようだ
燃料の警告灯が点いた
給油後、再び太地町まで戻り、「しっぽ」という
食事処で鯨の尾の身の刺身定食をいただいた
中央の刺身は生姜醤油で、はじめマグロであと馬肉 という不思議な味と食感
左のさらし鯨は酢味噌でいただく 鯨の脂肪ということで少しクセがある
右の赤いフチのヤツが鯨のベーコン
独特な味と食感
製法は獣肉のベーコンと同じなのだろうか?
スライスされているようだがずいぶんと薄い
どれも初めて食べる
量が少ないのに次々と味わって食べていたらご飯が想定した以上に残ってしまった
味噌汁でご飯を食べ、味噌汁が無くなればお茶漬けにして流し込み…
糧となった生命に敬意と感謝を込めて…
いただきます
そして、
ごちそうさま(-人
-)