1月5日
曇り…
奈良の盆地を西から東へ
向かう先は奈良公園
再訪になる(中学の修学旅行以来)
雨も降りだしてきたが、ワイパーを動かすほどでもない
自分は休みなのだが、昨日(1月4日)から役所は仕事始めだ
奈良県庁や市役所の職員の通勤時間帯と重なったようだ
駐車場に車を滑り込ませ、まず向かうは東大寺 大仏殿
南大門
金剛力士とも呼ばれる仁王は須弥山の麓に在って仏敵を近付けさせない門番の役割
人間の住む世界にいちばん近い存在…
なのだが、
人間の住む世界から須弥山までは途方もない距離に隔てられている
中門の回廊にある拝観券売り場
正面から大仏殿
ご本尊
脇に控えるのは、左に虚空蔵菩薩
右に如意輪観音
右の奥に広目天
左の奥に多聞天
かつて東大寺には七重塔が東西にあった
穴の大きさは大仏様の鼻の穴と同じだとか
朝の時間なので人影はまばら
あと30分か1時間もしないうちに団体様がやってくるだろうな
どちらも落雷で焼失してしまったが、現存していれば京都 東寺の五重塔を抜き、間違いなく日本で最も高い木造建築物になったはずだ
そして、大仏殿の中には鬼門の方角の柱に穴が開いていて、この穴から大仏殿の邪気を逃しているとも言われている
参拝者も多くないし、その穴を潜るような行列もない
潜ってみるか
もし、この穴にハマってしまった場合、大仏殿の関係者に助けを求めるしかないという、とても恥ずかしい事態に陥る…
ま、なったらなったで彼等の今夜の話しのネタになって笑い話しになるな…
少しは家族団欒に貢献できるだろう
高飛び込みのように両手を頭の上で合わせて穴の中に入り、なんとか穴の出口が腋の下まで来るようにもがけば あとは両手を使って体を抜けばいい
これが夏ならもっとラクに抜けたな
コートの外に付いてるいろんなものが抵抗になった
大仏殿が建立された当時の日本人の体格は、今よりも小さかったはずだ
それに現代とは食料(栄養)事情も違う
おそらく太った人なんて一般人ではいなかったと思うから 楽に抜けられたことだろうな
これで無病息災で過ごせる(笑)
続












