9月30日 朝5時に起きる
今朝も冷えた安曇野
6時半にバイクで出発
コスモスと北アルプス
東の空はいわし雲の上にお日様
最近はヨーロッパのワイナリーのようなぶどう畑になっている
伝統的な棚で作る畑
行き先は決めてない
走りながら考えることにした
とりあえずいつものところ
このまま南下して高ボッチ高原に行ってみるか?
と思い付いた
車の通行量の少ない道を走る
道端にはコスモスが目立つ
松本から塩尻にかけて、秋の実りが目に留まるようになってきた
柿や栗、果樹農家の畑には梨やりんご
バイクは視覚、聴覚、嗅覚 風を感じるのは触覚かな それに加えて気温の変化を直に感じる
吹いてくる風の中に、熟したぶどうの甘い香りが混じっている
バイクを止めてぶどう畑を撮影
塩尻の桔梗ヶ原という地区はぶどう畑がたくさんある
五一わいん 信濃ワイン といった100年の歴史を超えるワイナリーや、創業80年の井筒ワインといった長野でも老舗のワイナリーが三つあるからだ
山梨は日本の固有種である「甲州種」と呼ばれるぶどうでワインを作り続け…
塩尻では桔梗ヶ原の栽培気候に適したナイアガラやコンコードという品種を栽培してきた
甘い香りが強くワインの醸造には適さないとされていた品種だが、昨今の醸造技術の進歩は甘い香りを除くことを可能とし、近年は国際コンクールで高い評価を得ている
100年…
世紀を跨ぎ、日本のワインが国際的に“やっと”認められた
日本でワインを作ろう、ワイン文化を根付かせようとした明治の先人達は、当時こんなことが来ると思っていたのだろうか?
それとも、
「いつか本場に認めさせてやる」
そんな気概を持って始めたのか…
最近の桔梗ヶ原は、メルローやシャルドネといった塩尻の気候には適さないとされていた品種の栽培を始めた(温暖化が影響し、栽培に適すると判断されているらしい)
塩尻は官民一体となったワインの町にしようとしている
数年前に新規のぶどう農家に対しての補助や助成といった説明会があった
塩尻の新たな挑戦なのかな
爽やかな秋晴れの朝、ぶどうの甘い香りを思いっきり吸って…
さてと、ツーリング再開
高ボッチ高原に行くとしますか




