猫の魅力は?
ツンデレ
人間含めてどんな動物の赤ちゃんはかわええ
高山市で見かけた木彫りの招き猫
まだハタチ前後で東京に住んでいたころのことだ
五匹の子猫と二週間ほど暮らしたことがあった
子猫達はとある公園に捨てられていた…
近所の小学生達数人が自主的に集まり、当番制でエサを持ち寄って世話をしていて、誰もが飼えない事情があった
お母さんの動物嫌い
ペット不可のマンション
すでに飼っていて多頭飼いはダメ
等々
なかなか里親が見つからずに焦っていた
そこに弱り目に祟り目というのか、区役所の職員がその子猫達を見つけ、保健所に連絡するという事態になった
「保健所ならこの子達助けてくれるの?」
保健所に連れて行かれることはどういうことなのか?
小学生達に説明するのに躊躇したが、説明した…
結果、
すがるような目で子供達が自分を見る
大人には止むに止まれぬ事情がある…
だが、子供達にすればそんな事情は理不尽でしかない…
子猫が捨てられるているのも、保健所の殺処分も…
自分達が飼うことができないのも…
すべてが大人の事情だ
保健所の職員が来るまで時間がない
近所のスーパーで段ボール箱を手に入れ、子猫達を入れるとバイクの後部シートにくくりつけ慎重な運転でアパートに連れ帰った
向かいに住んでいる大家の目を盗んでのことだ
約二週間、子猫達を相手に奮闘、とりあえずトイレを躾けた
里親探しも東奔西走
バイト先のツテ、地元のフリーペーパーに記事の掲載等、できることはなんでもやった…
濃ゆい二週間だった
ひとり、またひとりと里親が決まり、最後の子を里親になってくれる人に、
「お願いします」
と手渡した時は本当にホッとした
その夜、狭い6畳一間の部屋がやたら広く感じたのを今も覚えている
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