体操個人総合 内村航平選手
金メダル
考えられることは全て行い、できることは全て出し尽くし、本人曰く
「運も味方した」
最後の種目 鉄棒まで、首位のウクライナ オレグ・ベルニャエフ選手との差は0.901
正直なところ、逃げ切られると思った
鞍馬とつり輪で点は伸ばせず(特に鞍馬は伝統的に日本の不得意種目)
ベルニャエフ選手は鞍馬とつり輪で内村選手を上回り、平行棒では16.1(!)という高得点
最後の種目鉄棒ではミスの無い
「美しい体操」
で結果を待った
内村選手の言う
「オリンピックの魔物」
それが今回はベルニャエフ選手に取り憑いたようだ
内村選手がいつもと変わらない演技をし、15.8の得点
ベルニャエフ選手はミスができなくなった
そのために若干難易度を下げ、そして着地も一歩乱れた
ジャッジする側もベルニャエフ選手に内村選手以上の得点は出せない
努力を積み重ね、全てを出し尽くした結果が得点差0.9を覆したのだ
それは奇跡なのだろうか?
自分には当然の結果のように思う
努力は裏切らない
たとえ結果が伴わずとも、努力した経過はウソではないからだ
だが、
トップアスリートともなると、ソッポを向いた勝利の女神さえ振り向かせ、勝利の祝福を得る
努力は裏切らない