ニンニンジャーに特撮インフレ(*)発生
「上級妖怪 ヌエ」
ニンニンジャー6人を圧倒
と、某夕刊紙風に見出しをつけてみた
牙鬼幻月の力を使ったとはいえ、牙鬼軍団一番槍 蛾眉雷蔵より強く見えてしまう、
「上級妖怪 ヌエ」
まあ、ヒーローモノにはよくあることではある
若者が成長する過程で、数々の壁がその前に立ち塞がり、そのたびに新しい力、仲間を得て物語が展開してゆく…(それに合わせて次々と新しい商品も展開してゆく)
ただなぁ、けっこう好きだったんだ蛾眉雷蔵…
それが弱く見えるのはなぁ…
技術を磨き、心身を鍛え、個々の必殺技の精度を高める過程は、描かれる時間が非常に少ない場合が多い…
ニンニンジャーであるならば、道場での修行場面だろうか?
脚本のト書きにすると一行ほどでセリフ無し…
近年は、
「日々己を高めている」
という大前提があり、わざわざ表現することもしなくなった…
しかし、それこそもっと掘り下げて描かれなければならないことのような気もするのだが…
*特撮番組の物語が進んでいくなか、物価が上がってゆくように敵の強さが上がる現象を「特撮インフレーション」という
物語を盛り上げるには必須なのだが、弊害として番組初期の好敵手がショボくなってしまい、良いエピソードも印象が薄くなってしまう