江戸の昔、裕福で娘のいる商家は、年頃になると娘を余裕のある武家に行儀見習いに出し、奥向きでの言葉遣いをはじめとした様々な作法を身に付けさせた

一方で江戸の庶民の話し言葉に男女差は無く、男女共べらんめえ口調だったそうな



やがて明治維新
限られたところ(宮中、武家の奥向き等)で存在していた女言葉が、教育の普及(識字率の上昇)と共に一般化し、もっとくだけた表現となり(当初違和感があったと推察されるが)女言葉は浸透していった



さてさて時は21世紀
巷に溢れるジェンダーなんちゃら…

女と男に差は無いと…

いえいえ有ります
染色体からして違います

身体の構造
考え方も男脳、女脳とあって差が明確にあります


男女差は有り、哀しいかな男女差別「も」有る…


女も男も能力が同じであるのなら、待遇等で差をつけるのはおかしな話
男女差別を失くすのは大いに結構



しかし、
昨今の若い女性達の話し言葉は江戸の昔に戻ったのかなんとも男らしい…

男も草食系と呼ばれ久しい


若い女性達の、とても良いとは言えない言葉遣いを
「自分らしい」
と納得する彼女達…
(言葉には力が宿り、自分の発したその言葉は、他人に、そして発した本人にも影響を及ぼす)

それでいてネイル、髪型、メイク、ファッションと、
「女らしさ」
の追求には余念が無い


歪んだオトナの歪んだ思想が若い女性のねじれを加速させる


「女は女らしく」
この言葉は古いのか?

いや、不変だ

おばあちゃんは言っていた
「若い女の子達のようにはいかないけれど、いつまでも女性らしくありたい」
と…

「女と男」ではなく、「人」としてみればいい


その中で男らしく、女らしく、オネエ、オニイらしくあればいい




女性らしい言葉遣いや所作は、それを実践する女性の魅力を倍増させると思うのだが…