我が家に怪獣くんがやってきた | 野に咲くすみれ(r-m-m-mama-2)のブログ

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 犬種に関係なく、子犬育ての大変さは、多分子犬を迎え入れたことのある大人ならみんな経験していることでしょうが、二頭も犬を飼いながら、その大変さがわかっていなかった私たち夫婦です。ここで大人と限定したのは、子供の時に犬を飼っても、大人が大変な部分を担当していることがほとんどだと思うからです。うちの夫がそうでした。もし子供の時にしっかり経験していた方がいたらごめんなさい。

 

 どうして運動量の多いボーダーコリ―は無理だときちんと判断できたのに、超大型犬はその大きさだけで考えても、仮に二人とも健康であっても、シニア夫婦には適さないという判断ができなかったんだろうか、と子犬が来てからはよく思っていました。

そう、子犬は超大型犬のグレートピレニーズです。生後2か月でうちに来た時の体重は10キロ。4歳の今、体重は55キロ、立つと170cmくらいになります。先住犬は体重は45キロ、立つと160cmくらいでしたから私たち夫婦が考えていたよりも一回り大きい子です。

 

 子犬育てを甘く見ていた私たちにとって、子犬との暮らしは大変の一言でした。うんちをすれば柔らかくて回数も多いし(これは生理現象だから仕方ないことですね)、足を拭けばうなるし、ブラッシングをしてもうなるし、とにかくちょっとでも嫌なことをするとうなって、それを怒るとむかってきました。好きな食べ物は砂利・土・ペットボトルのふたなどのプラスチック製品(散歩のとき限定)、好きなことは噛むこと。超やんちゃなくせに超ビビりな子だったんです。初めて、飼い犬にうなられ、噛まれ、散歩に行けばまずゴミ拾いをしなくてはいけない。散歩の途中にちょっとでも怖いことがあると、全力で走って逃げようとするので何回ころんだことか。打ち所が悪くて膝に水がたまったこともありました。とにかくびっくりすることばかりでした。

最初の子レンは、5か月できちんとしつけされてうちに来たので困ることは何もありませんでした。12歳で亡くなりましたがその前の日まで自分で歩いていました。だから老犬の介護もあまり考えていませんでした。

 

 犬を飼うベテランのはずの夫婦は、ここで1から犬との暮らしを勉強し直すことになりました。もともと、ダメなことはしっかり叱って力でしつけるタイプの夫ですが、この子はこのやり方ではまずいと悟って、力を使わない方法を模索しました。さいわいうちの子にあうトレーナーさんとの出会いがあって、なんとか穏やかに暮らせるようになりました。といっても本来の性格は変わらないので、今でも私は油断すると引っ張られます(泣)。トレーナーさんからは手のかかる子ほどかわいいから、と言われました。

 

 犬との暮らしを書き始めると、あまりのエピソードの多さに完全に犬ブログになりそうで迷いましたが、この超やんちゃで超びびりのルウと名付けられた愛犬が、我が家のボロボロ隊長、そしてなによりも夫の健康増進隊長として、この後の闘病で活躍してくれました。

 

もし、再再発がもっと早くわかっていたら犬を飼うことはなかったと思います。これが「ご縁」の不思議ですね。