何事も根拠。
行動には、何かしらの根拠がある。
特に仕事には。

 

 


意味がわからなければ、
行動しない世代も増えてきた。

 

 

 

昔は、理由を質問することが愚で
「理由なんていいんだから、
 それをやればいいんだよ!」

と、質問に対しては教えてもらえなかった。

 

 

 

職人仕事の「技術を盗む」は
長期的に考えると、
考察することで現実的な技術だけでなく、

「考えを学んで欲しい」
ということなんだと思う。

 

 

 

技術はあくまで表層的で具現化されたもの。
 

 

その奥にある、どう使って欲しいか、感じて欲しいか、
思って欲しいか。

 

それらを理解して、
それぞれの時代に合わせて
 

発展させて欲しい、

という想いを感じる。

 

 

だから、
敢えて「考察して学べ」という
伝え方を取ったのではないか。

 

 

 

短期的には
とても非効率な継承の仕方。

 

 

 

それでも昨今はそういった
「俺の背中を見て学べ」

と、そういった教育指導をしているところは
昭和的古い会社でも、
少ないと思う。

 

 

特に、
「情報を得る」ことに
手間も苦労も掛からなくなって

だからこそ進む
時間のロスを嫌う現代。

 

 

 

遠回りなどしていられないので
ひとつ一つの工程や作業の意味を

先に伝えて教育することは、ある意味で
必然なのかもしれない。

 

 

少なくとも、一般的な会社では
職人スタイルで
教育指導や業務の継承をするのは難しい。

 

 

 

そういった意味で
教育指導にも業務命令にも

理由の説明が必要で
根拠の提示が必要で

 

質問された際には
それらをきちんとした言葉にして
 

伝える力も必要になってきた。

 

 

 

頭ごなしに、
「とにかく、言われたことをやればいいんだよ!」
は通用しなくなってきた。

 

 

 

そういった上司に
部下はついてこなくなる時代。

 

 

 

理由を語る力、言葉にする力
はチームを円滑にマネジメントする上で
大切な部分だと思う。

 

 

 

法律でもない、
会社のルールでもない、

上司の方針でもないことを部下に示したら
そこにはマネージャーの考えが反映されているわけで
理由を説明する必要もある。

 

 


正しいか、正しくないか
結果が見えない中で出す指示には
特に。

 

 

 

 


 

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

マネジメントでお悩みの方、
管理職になって日が浅い方、
上司の考えに「?」と思っている方、
カッチカチに古い体制の会社に疑問を持たれている方、
などなど。

お仕事でそんなお悩みを持たれている方に向けて
発信していきたいと思います。

 きのした