私、岩野竜が、世界旅行の中で各地をまわって得た学びをブログにまとめていきます。

今回は南スーダン共和国を訪れた際の体験談です。

 

 南スーダン共和国:バンディンギロ国立公園

 

 

南スーダン共和国を代表する国立公園の1つがバンディンギロ国立公園です。

 

世界でも有数の野生生物の宝庫として広く知られています。南スーダン共和国はバンディンギロ国立公園以外にも大きな国立公園がありますが、100万頭以上の動物の大移動は、ここでしか見ることが出来ません。

 

バンディンギロ国立公園を訪れたことで、多くの動物が生息する国立公園を維持するために、この国の人々は常に自然と共生していることがわかりました。

 

この公園は世界で最も観光客の少ない国立公園の1つになっていますが、治安が安定していけば、訪れる人が増えることでしょう。

 

 南スーダン共和国:市街地

 

 

南スーダン共和国の訪問では、この若い国が直面する多くの課題に心を痛めましたが、同時に人々の不屈の精神と希望にも触れることができました。

 

南スーダン共和国は、2011年にスーダンから独立するまで、20年以上にわたり内戦をしていました。

 

内戦終了後も治安が安定しているとはいえず、現在も地域紛争が各地で起こっている状態で、多くの住民は限られた資源と困難な状況の中で生活しているのが現状です。

 

しかし、彼らの生活からは、共同体の重要性と、わずかな資源でも最大限に活用する創造性と持続可能性への意識が感じられます。

 

地域コミュニティの中で見られる相互支援の精神は、物質的な豊かさがなくても、人々が力を合わせて困難に立ち向かうことができることを示しています。

 

また、教育への渇望も印象的でした。南スーダン共和国の識字率は27%で、世界で最も低いレベルだそうです。

 

教育の機会が限られているにもかかわらず、子どもたちは知識を得るための強い意欲を持っています。このような環境では、教育が将来の機会を広げ、生活を改善するための鍵となることが明らかだと感じました。

 

南スーダン共和国の人々の日々の努力と希望は、私たちに大切な教訓を与えてくれます。

 

どんなに困難な状況でも、希望を失わずに前向きに努力を続けることの重要性、そして何よりも、教育が未来への窓であることを忘れてはなりません。