授業をしつつも、いったいどんな人が来て何の話をするのかドキドキ。
何分、いきなりのほぼノーアポみたいなもの。
そうこうしているうちに5時になっていらっしゃったのが、広報担当理事というお偉いさん。何でも、最近まで副校長先生だったとか。書いていいのかわからないので、名前は伏せておくとして。
とりあえず伺った話としては、函館に行ったお調子者が3年生になってようやく本気を出して勉強を始めたところ、あっという間に成績が爆上げして△△大学の一次試験に合格して、近日二次試験だとか。
・・・・・・・あぁ、ガチンコではなかったのね。ならば、納得。正直、ガチンコの受験は現状では自殺行為なので、私だって勧めないどころか全力を挙げて阻止する。でも、ガチンコでないのならば、チャンスがあるのならば狙った方がいい。
ただなぁ、先生は合格はほぼ決まりのようなことを言っていたけれども、客観的に見てこの後の試験、国語が足引っ張るはずなんだよなぁ。国語力が絶望的にないから。
そのあたりのことを伺ってみたところ、自分は英語担当なので国語はわからないとのこと。国語がきっと足を引っ張るから、国語の担当の先生にしっかりと対策を打っていただけるよう伝言を頼んでおいた。
先方から聞かれたのは、「何故、函館ラ・サールを受験させたのか?」ということ。
理由はシンプル。
本人が勉強と部活の両方をやることを希望していたものの、そのどちらも出来る学校が宮城になかったから(いや、一つだけあるにはあったのだけれども、諸事情あってそこは受験できなかったので)。立命館慶祥も考えたのだけれども、結局あそこも上は受験少年院のはずなので、それよりはみんなで同じ環境の函館ラ・サールの方がいいと思った次第。
それから私が3年間ただただ勉強しかさせない受験少年院がとにかく嫌いなので、そういうところへ送る気も無かったから。
仙台からの移動も考えたならば、函館ラ・サールならば全ての条件を満たしてなおかつ合格できるだろうと。合格するのは簡単だし(ちなみに、まさかの一回落ちるという体たらくだったのだが)。
先生からは寮生活のことや、函館ラ・サールでの人間教育のことなど、興味深い話題が次々と。学校見学に誘われた上に、是非その前の晩にでも一杯と誘われる。
何分私も道産子なので、自分の受験の時の話などで本当に話が盛り上がること。仕事さえなければ、今すぐにでも酒飲んで一晩語り明かしたい勢い。
印象深かったのは、
高校の3年間を勉強にしか費やさないような人生を送るのは良くないと言ったところ、満面の笑みを浮かべて同意していただけたこと。
先生がおっしゃるには、昨今の子はひ弱になっているけれども、それでも函館ラ・サールの生徒たちは寮生活で人間関係を構築していくことが鍛えられているので、卒業した後その経験が人生に生きてくるということ。
話を聞いていて、函館にいったのは、結果オーライで良かったかもしれないと心の底から思った。
今回、こんなモグリのようなところに(いや、業界団体に加盟していないという意味ではまさしくモグリなのだが)初めて高校の先生にいらっしゃって頂いた訳なのだが、合格実績とか偏差値とかをひけらかさなかった点が非常に良かった。
正直、函館ラ・サールはアリだなと思った次第。
ただし、ひとつリスクがないわけではない。それは全寮制で学校が全て面倒を見てくれるということは、裏を返せば外部のフォローが全く期待できないということ。手取り足取りフォローをしなければならない子では、おそらく厳しい。
ある程度自立していて自分でやれる子がおそらく良いだろうと思う。
そういう子が来れば、また函館ラ・サールを提案することもあるだろうと思う。
合格の報告を来年聞けるのが楽しみ。
あとは、油断をしないで頑張ってくれれば。
追記
そもそもおとなしく言うこと聞いて無謀な受験さえしなければ、函館行くことなんて無かったのに・・・・・・・・・・。
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