今回は、国語の語彙力の指導についてお話しします。
例えば、「心がおどる」 「胸がふくらむ」という表現...少し難しいですよね。
そこでこの記事では、2つのポイントをご紹介します。
・このような表現に対して、どのような指導をするか・指導の際に気をつけなければいけないこと
①キホンの指導
「心がおどる」などの難しい言葉に対しては、
本人がすでに知っている平易な言葉で説明するというのが基本です。
例えば...
「心がおどる」・「胸がふくらむ」↓
「嬉しい」「ワクワク」・「ウキウキ」・「ドキドキ」と変えていきます。
しかし、このような言葉では「心がおどる」という表現に意味が繋がらないことが多いです。
②気をつけること
指導の際には
自分の感覚で言葉を理解することが難しいお子さんがいる
ということを心に留めなければいけません。特にセンシティブなお子さんは自分の感覚を省みて、言葉に繋げるということがなかなかできません。
例えば、「ドキドキ」といっても 不安でドキドキすることのほうが多いので、嬉しくてドキドキする感覚が分からないということがあります。
このようなことに理解を示し、子どもに寄り添っていくことが大事です。
③さらに分かりやすい指導
②の理解を前提として、子どもに身近な平易な言葉を工夫しながら伝えていく必要があります。
「心がおどる」
↓
「スキップしたくなる」「ルンルン気分」「喜び」「ときめき」「期待」
また、シチュエーションで伝えるという方法もあります。
「心がおどる」
↓
「プレゼントをもらって、プレゼントの箱を開ける瞬間の気持ち」
このように具体的に指導できると良いと思います。
さらに、「心が高鳴る」「胸が弾む」「胸が熱くなる」などの他の表現の理解にも繋げて指導することができると、とても良いと思います。
ぜひ指導の参考にしてみてください。
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