読書日記 塞王の楯 | 東大阪市 弥刀 大蓮 美容室R-cubic  パーマ 手入れの楽なカット

東大阪市 弥刀 大蓮 美容室R-cubic  パーマ 手入れの楽なカット

創業40年 ベテラン美容師が 髪と心にストレスをかけない
技術とアドバイスで 似合うスタイルを提案します。

【第166回直木賞受賞作】

どんな攻めをも、はね返す石垣。
どんな守りをも、打ち破る鉄砲。
「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説!

越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。
幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。
匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に破られない「最強の楯」である石垣を作れば、戦を無くせると考えていた。両親や妹のような人をこれ以上出したくないと願い、石積みの技を磨き続ける。

秀吉が病死し、戦乱の気配が近づく中、匡介は京極高次(きょうごくたかつぐ)より琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任される。
一方、そこを攻めようとしている毛利元康は、国友衆(くにともしゅう)に鉄砲作りを依頼した。「至高の矛」たる鉄砲を作って皆に恐怖を植え付けることこそ、戦の抑止力になると信じる国友衆の次期頭目・彦九郎(げんくろう)は、「飛田屋を叩き潰す」と宣言する。

大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、宿命の対決が幕を開ける――。

 

これは名作です。職人の矜持が清々しい

関ケ原の直前の大津城の戦いを細やかに描く

これからは 城の石垣を見る気持ちが変わるだろう

それにしても 今村翔吾という作家

ただものではない 司馬遼太郎の作風とは違うが

彼の 平和を願う気持ちが 戦国を通して

伝わってくる

時代小説ファンなら 必読ですよ