透明感ある青空に

ふんわりとした雲



雲がちなのに
果てしない大空の広がりが

優しく
柔らかく

抱きしめて
受け止めて
くれそうで


僕は
翔び立とうとした

羽もない
エンジンもない

そんな僕だけど


きっと

ほんのちょっとでも
大地を蹴って
翔び上がれたなら

空が
雲が

掬い上げてくれそうで



僕は



翔び立とうとした