こんにちは、アールコンサルティング株式会社です。
今回は、あのロングセラーが売れ続け理由についてかいてみます。
「タカラトミーの書いて消せる描画ボード「せんせい」は
１９７７年発売の長寿商品です。
初めて絵を描く１歳児から小学校就学前の幼児まで、
様々な発達段階の子どもに愛用されてきました。
商品に付けるようになったのが、ひらがなの書き方を解説した「あいうえおブック」。
文字の練習に使うケースが多いとわかったためだそうです。
息の長さはこうした消費者の声を取り入れ、
安心して使える商品づくりに取り組んだ成果といえでしょう。
百円ショップでも類似品を売っていますが、販売数量を維持しているのは
頻繁な消費者調査を基に改良を続けているからではないでしょうか。
商品の遊び方や不満などの聞き取り調査をした結果
「せんせい」の主要利用者は１～３歳ですが、
文字を覚える就学前に二度目の利用ピークが来ることが分かったそうです。
商品開発のための調査を実施する企業は増えてきましたが、
それでも「作ったら作りっぱなし」のことが多いです。
「一度調査すればそれでいい」とお考えの企業様が多いのですが、
消費者・生活者の意識は常に変化しています。
人々の意識は、時代とともに少しずつ変化もしていきます。
経済環境や生活環境の変化により急に変化したりもします。
消費者意識の変化を把握せずに、何かを決めるのはとても危険なことなのです。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
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