姫ヒオウギ

うちの狭い庭は、ただで生えてくる草ぐさで覆われています。

でも雑草ではないのです。

セダム類、マンネン草、ミント、ヒメツルソバ、そして姫ヒオウギ…

中でも姫ヒオウギは5月から咲く花が可憐で大好きです。

姫ヒオウギは山野草とのことで、日陰でもそれなりに育ち咲いてくれます。

なんとも奥ゆかしい風情が好きです。

ちなみに姫ヒオウギのそばで、葉っぱにVの模様のあるポンポン状の花の咲いてるのがヒメツルソバ。

こちらは旺盛にツルを伸ばしどんどん増えていき、ミント同様、他の植物を駆逐していくので、時々、ベリベリと引っぺがして減らさねばなりません。

これはこれで可愛くて好きなんですが、ちょっと油断していたらセダムが駆逐されてかなり減ってしまっています。

その点、姫ヒオウギは他の植物を邪魔することなく、増えていきます。

花の後、次々と種をつけて、弾けてはこぼれ種で増えていくのですが、他の植物と寄り添うようにさりげなく増えていくところも可愛い。

決してヒメツルソバに負けてはいない。

今ちょうど、種を次々と弾けさせているところです。

種も小さなルビーのようで、なんとも可愛い。

私の大好きな花です。