昨日の、「鶴瓶の家族に乾杯」のゲストは、劇団ひとりでした。


彼は、「男はつらいよ」の大ファンで、そのなかでも「寅次郎、夕焼け小焼け」を最高傑作と評しておりました。それは、私も同意見で、このブログを始めた頃に書きました、「マイベストシネマ」において、最初の10本にあげました。


劇団ひとりは、その舞台となった兵庫県龍野を訪ねて、ロケ地を巡ってみたいというのです。


映画からは、すでに半世紀ほど経っているのですが、奇跡と思えるほど当時の街並みが残っておりました。そして何より、劇団ひとりが、いかにこの映画を愛しているかが伝わりました。


マドンナは、太地喜和子扮する芸者、ぼたんで、詐欺に引っかかって大金を失うのですが、その詐欺師が、「水戸黄門」で光圀を演じる前の佐野浅夫でした。


ただ、この作品の白眉は、日本画壇の重鎮に扮する宇野重吉で、実にいい味を出しておりました。しかも、当時はまだ若手だった、息子の寺尾聰も出ておりました。


浅丘ルリ子が扮したリリーもそうですが、寅さんは、高嶺の花よりも、彼に近いキャラクターがマドンナの時のほうが、輝きを増します。芸者のぼたんはまさにそうで、太地喜和子もこの作品で、キネマ旬報の助演女優賞をとりました。


今回の番組のおかげで、映画にも出てきた樽が、何だったのかもわかりました。来週は後編ですので、こちらも楽しみです。